2015年度工学院大学 第2部建築学科

環境工学II(Environmental Engineering II)[3772]

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2単位
柳  宇 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
環境に配慮した建築・設備の設計や,安全でかつ健康的な建築環境の実現が要求されている今日、建築環境工学の基礎知識の取得が不可欠である。本講義では、建物の「つくり側」と「住まい手」の両方の視点から、熱環境・空気環境の基礎知識や環境と安全・健康の関係などを中心に分かり易く解説する。
本科目を受講することによって、建築環境工学における空気環境と温熱環境に関する全般的な知識を習得することができる。

<受講にあたっての前提条件>
2年前期の環境工学1の履修が前提条件となる。

<具体的な到達目標>
建築環境工学における基礎知識を身につける。

<授業計画及び準備学習>
1. 地球環境・都市環境・建築環境
2. 建築環境と安全・健康
3. 温熱環境(1)温熱環境と健康
4. 温熱環境(2)温熱環境と快適性
5. 温熱環境(3)温熱環境の設計と評価方法
6. 湿気・結露
7. 換気・通風
8. 空気環境(1)空気の性質
9. 空気環境(2)室内空気汚染のメカニズム
10.空気環境(3)粒子状物質
11.空気環境(4)ガス状物質
12.空気環境(5)室内気流計画の方法
13.建築環境の改善方法
14.総括
15.学習成果の確認(試験)

<成績評価方法>
期末試験を70点満点,中間課題を30点満点で評価し、合計60点以上を合格とする。ただし、理由が無く、3回以上欠席した学生は履修放棄とみなす。

<教科書>
担当教員の用意したレジュメを使用する。各講義の前に必ず学園ポータルシステムを確認し,アップロードされている場合は,各自で出力し,事前に用意をすること。それ以外は,教室で直接配布します。

<参考書>
「室内環境学概論」(東京電機大学出版局)
「建築環境工学 (初学者の建築講座)」(市ヶ谷出版社)

<オフィスアワー>
随時。ただし,約束の後来室のこと。

<学生へのメッセージ>
建物の「設計者」と「居住者」の両方の視点から取り組んでもらえることを期待する。


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