2015年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科
数理統計学(Artificial Statistics)[5666]
2単位 赤城 文子 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 観測された少ないデータから、対象についての様々な特徴を推定する理論と方法(正規分布、区間推定、仮説検定)の基本知識を習得し、一般的問題に適用できることを到達目標とする。また、表計算ソフトExcelを用い、仮説検定の計算ができることも到達目標とする。
- <受講にあたっての前提条件>
- 統計学の基本である、平均、分散、標準偏差の知識、及び正規分布の基本的知識を有していること。前期の「統計学」を受講していることが望ましい。
- <具体的な到達目標>
- 1.二項分布、ポアソン分布、正規分布の基本的知識を理解できる。
2.中心極限定理を理解できる。 3.最尤推定、区間推定を理解し、一般的問題に適用できる。 4.仮説検定(母平均と母比率の検定)を理解し、一般的問題に適用できる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. 確率の復習、確率変数と確率分布、期待値
準備学習:教科書67〜69,74〜76,107〜108ページの例題を理解する 2. 二項分布 準備学習:教科書109〜111ページの例題を理解する 3. ポアソン分布 準備学習:教科書112〜114ページの例題を理解する 4. 正規分布の特徴,標準正規分布 準備学習:115〜123ページの例題を理解する 5. 正規分布の応用 準備学習:115〜123ページの例題を理解する 6. 大数の法則(実験)と中心極限定理 準備学習:キューポートの教材サイトの資料を熟読する 7. EXCEL 演習(正規分布) 8. 不偏推定と最尤推定 準備学習:キューポートの教材サイトの資料を熟読する 9. 母平均の区間推定(正規分布) 準備学習:127〜134ページの例題を理解する 10. 母比率の区間推定 準備学習:149〜157ページの例題を理解する 11. 母比率の区間推定(標本の大きさの決定) 準備学習:149〜157ページの例題を理解する 12. 母平均の検定(母標準偏差が既知) 準備学習:161〜165ページの例題を理解する 13. 母比率の検定 準備学習:175〜177ページの例題を理解する 14. Excel 演習(乱数) 15. 学習成果の確認(試験) 準備学習:教科書の総復習を行う
- <成績評価方法>
- 授業内で行う演習または宿題の提出20点と定期試験による80点の合計100点で評価で行う。60点以上を合格とする。
なお、8回以上授業を欠席または遅刻した場合は、評価対象外として単位取得の資格を失う。
- <教科書>
- 「例題で学ぶ初歩からの統計学」 白砂 堤津耶 (日本評論社)
- <参考書>
- 「統計学入門」 東京大学教養学部統計学教室偏 (東京大学出版会)
「EXCEL統計入門」 白石 修二 (森北出版) 「EXCELで学ぶ統計解析入門」 菅 民郎 (オーム社)
- <オフィスアワー>
- Eメールによる問い合わせを受け付ける。
fumiko.akagi@cc.kogakuin.ac.jp
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