2015年度工学院大学 先進工学部
有機化学I(Organic Chemistry I)[3121]
2単位 南雲 紳史 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい>
- 有機化合物の性質と有機反応の原理を理解する。
- <受講にあたっての前提条件>
- マクマリー有機化学概説の1章が十分に理解していること
- <具体的な到達目標>
- 構造式を見て、基本的な性質を理解できる。
極性反応の基本的な原理を理解できる。 化合物がとる立体構造がイメージできる。 アルケンの付加反応を理解できる。 共鳴を理解し、共鳴形を誘導できる。 芳香族性について理解できる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. アルカンの立体配座
2. シクロアルカンの立体配座(1) 3. シクロアルカンの立体配座(2) 4. アルケンの電子構造、幾何異性体 5. 反応機構:有機電子論(1) 6. 反応機構:有機電子論(2) 7. アルケンへのハロゲン化水素の付加反応 8. 反応エネルギー図と遷移状態 9. マルコウニコフの法則とカルボカチオンの級数 10. アルケンの酸化還元反応 11. 共鳴理論 12. 共役ジエンの反応 13. アルキンの反応 14. 芳香族性 15. 学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法>
- 全開講数の3分の2以上を出席した上で、定期試験の成績が60点以上の者に対して単位を認める。ただし、講義中におこなう演習問題の内容を最大5%まで加味する。
- <教科書>
- マクマリー有機化学概説(東京化学同人)
HGS分子構造模型(丸善)
- <参考書>
- ウェイド(上、下) 丸善(中村浩之ら訳)
- <オフィスアワー>
- 火、水、木、土曜日 17号館357号室
- <学生へのメッセージ>
- 有機化学では分子の立体感を身につけることが大事です。そのためには分子模型を組み立てることが最善の方策です。分子模型を必ず購入してください。
爽やかで緊張感ある講義を一緒に作り上げていきましょう。
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2015 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|