2015年度工学院大学 先進工学部

有機化学I(Organic Chemistry I)[3121]

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2単位
南雲 紳史 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
有機化合物の性質と有機反応の原理を理解する。

<受講にあたっての前提条件>
マクマリー有機化学概説の1章が十分に理解していること

<具体的な到達目標>
構造式を見て、基本的な性質を理解できる。
極性反応の基本的な原理を理解できる。
化合物がとる立体構造がイメージできる。
アルケンの付加反応を理解できる。
共鳴を理解し、共鳴形を誘導できる。
芳香族性について理解できる。

<授業計画及び準備学習>
1. アルカンの立体配座
2. シクロアルカンの立体配座(1)
3. シクロアルカンの立体配座(2)
4. アルケンの電子構造、幾何異性体
5. 反応機構:有機電子論(1)
6. 反応機構:有機電子論(2)
7. アルケンへのハロゲン化水素の付加反応
8. 反応エネルギー図と遷移状態
9. マルコウニコフの法則とカルボカチオンの級数
10. アルケンの酸化還元反応
11. 共鳴理論
12. 共役ジエンの反応
13. アルキンの反応
14. 芳香族性
15. 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法>
全開講数の3分の2以上を出席した上で、定期試験の成績が60点以上の者に対して単位を認める。ただし、講義中におこなう演習問題の内容を最大5%まで加味する。

<教科書>
マクマリー有機化学概説(東京化学同人)
HGS分子構造模型(丸善)

<参考書>
ウェイド(上、下) 丸善(中村浩之ら訳)

<オフィスアワー>
火、水、木、土曜日 17号館357号室

<学生へのメッセージ>
有機化学では分子の立体感を身につけることが大事です。そのためには分子模型を組み立てることが最善の方策です。分子模型を必ず購入してください。
爽やかで緊張感ある講義を一緒に作り上げていきましょう。


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