| 2015年度工学院大学 先進工学部応用物理学科
 
 
○物理数学(Mathematics in Physics)[2236]
 2単位
 赤城 文子 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
<学位授与の方針>| ◎ | 1. 基礎知識の習得 |  |  | 2. 専門分野知識の習得 |  |  | 3. 汎用的問題解決技能 |  |  | 4. 道徳的態度と社会性 |  |  | 5. 創成能力 | 
<授業のねらい>本授業の目的は、「力学」「電磁気学」「熱力学」等で用いられる数学について、その意味を理解し、使いこなせるようになることである。<受講にあたっての前提条件>高校で習ったベクトル及び微積分を復習しておくこと<具体的な到達目標>@ベクトルと行列の意味を理解し計算できる。A微分、積分の意味を理解し計算できる。Bベクトル解析で用いられる勾配、発散、回転の意味を理解し具体例に適用できる。<授業計画及び準備学習>1.ベクトルと行列:ベクトルの内積,外積準備学習:教科書10〜17ページを予習する。
 2.ベクトルと行列:行列と座標の回転の関係
 準備学習:教科書18〜23ページを予習する。
 3.ベクトルと行列:逆行列の計算と行列式
 準備学習:教科書24〜34ページを予習する。
 4.ベクトルと行列:固有値と固有ベクトル
 準備学習:教科書35〜45ページを予習する。
 5.微分と積分:微分の意味(一階微分と導関数)
 準備学習:教科書48〜54ページを予習する。
 6.微分と積分:偏微分の意味(偏微分、全微分)
 準備学習:教科書55〜60ページを予習する。
 7.微分と積分:ベクトルの微分と極座標
 準備学習:教科書61〜66ページを予習する。
 8.微分と積分:積分の意味(定積分、不定積分)
 準備学習:教科書67〜75ページを予習する。
 9.微分と積分:線積分、面積分、体積積分
 準備学習:教科書76〜86ページを予習する。
 10.微分と積分:数値積分、曲線座標による面積分と体積積分
 準備学習:教科書87〜97ページを予習する。
 11.微分と積分:微分方程式(直接積分型微分方程式、変数分離型微分方程式、線形二階微分
 方程式)
 準備学習:教科書98〜112ページを予習する。
 12.ベクトル解析:勾配(grad)(偏微分と勾配の定義、勾配の方向と大きさ)
 準備学習:教科書114〜120ページを予習する。
 
 13.ベクトル解析:発散(div)(発散の定義、発散の計算例)
 準備学習:教科書121〜130ページを予習する。
 14.ベクトル解析:回転(rot)(回転の定義、回転の意味)
 準備学習:教科書131〜138ページを予習する。
 15.学習成果の確認(試験)
 準備学習:教科書の総復習を行う
<成績評価方法>授業内で行う演習または宿題の提出20点と定期試験による80点の合計100点で評価する。60点以上を合格とする。なお、8回以上授業を欠席または遅刻した場合は、評価対象外として単位取得の資格を失う。
<教科書>よくわかる物理数学の基本としくみ 潮 秀樹 (秀和システム)<参考書>物理入門コース 物理のための数学 和達 三樹  (岩波書店)理系なら知っておきたい 物理の基本ノート「物理数学編」 為近 和彦 (中経出版)
<オフィスアワー>随時メールで受け付ける(fumiko.akagi@cc.kogakuin.ac.jp)<学生へのメッセージ>物理学を学ぶためのスキルとして数学は大事です。しっかりと予習、復習をして下さい。 
 
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