| 2015年度工学院大学 先進工学部応用物理学科
 
 
生命化学概論(Introduction to Chemistry and Life Science)[2232]
 1単位
 今村 保忠 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 辛  英哲 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 小山 文隆 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 坂口 政吉 講師  [ 教員業績  JP  EN ]
 水島 純子 特任教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 阿部 克也 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
<学位授与の方針>| ◎ | 1. 基礎知識の習得 |  | ○ | 2. 専門分野知識の習得 |  | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 |  |  | 4. 道徳的態度と社会性 |  |  | 5. 創成能力 | 
<授業のねらい>生命化学科での生命科学の学びの基礎となる項目について、生命科学を専門とする学科教員が分担して解説する。各教員の専門領域に関連したトピックスを交えて話すことで、本学科での学びの全体を把握できる。<受講にあたっての前提条件>生命化学科を志望する学生は必ず受講すること。<具体的な到達目標>生命化学科での生命科学の基礎を身につける。<授業計画及び準備学習>授業前にキュポートにより学習の準備について周知される。また、授業時に資料を配布する場合もある。
 第1回 生命化学科での学び
 4年間の学科での学習及び生活についてのガイダンスを行う。
 
 第2回 生物の特徴と生命化学 (今村)
 生物の多様性と共通性について概観する。
 1 多様な生物の共通点
 2 生物の共通性としての細胞
 3 すべての生きものは、共通の分子を使う
 
 第3回 生命活動とエネルギー (辛)
 生命現象を物質とエネルギーの観点から眺める。
 1 エネルギーと代謝
 2 代謝にかかわる酵素
 3 生体内におけるエネルギー変換
 4 ミトコンドリアについて
 
 第4回 遺伝子とそのはたらき (水島)
 生物の特徴の一つである遺伝について概説する。
 1 正確に伝わる遺伝情報
 2 DNAの構造
 3 ゲノムと遺伝情報
 4 細胞分裂とDNAの複製
 
 第5回 遺伝情報とタンパク質の合成 (坂口)
 遺伝情報がどのように利用されるかを知る。
 1 遺伝情報の流れ
 2 転写
 3 翻訳
 4 遺伝子の発現と生命現象
 
 第6回 生物のからだ (今村)
 多細胞生物はどのように形づくられ、機能しているのかを概観する。
 1 細胞と組織
 2 体内環境の特徴
 3 心臓と血液循環
 4 神経とホルモンによる体内環境の調節
 
 第7回 免疫 (小山)
 免疫の働きを知る。
 1 免疫
 2 自然免疫
 3 免疫とヒト
 
 第8回 光合成と生態系 (阿部)
 光合成と微生物や植物の関係を中心に、生態系のエネルギーや物質の流れを概観する。
 1 光合成とは
 2 生態系でのエネルギーの流れ
 3 生態系での物質の循環
<成績評価方法>授業時間に理解度確認の小テストを行い合計点で評価する。<教科書>特になし<参考書>ヴォート 基礎生化学 第4版 東京化学同人(生化学Iの教科書として指定しています)
<オフィスアワー>分担担当教員にメールで確認すること。<学生へのメッセージ>生命化学科のでの学びをとおして、新しい生命像を一緒に作り上げていきましょう。 
 
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