| 2015年度工学院大学 先進工学部応用物理学科
 
 
○微分(Differentiation)[1144]
 1単位
 陸名 雄一 非常勤講師
 
 
<授業のねらい>1変数関数の微分について学習する。具体的な内容は、べき関数・三角関数・指数関数・対数関数などの初等関数の微分計算、合成関数の微分法とその応用、不定形の極限値、高階導関数とその応用、テイラー展開とその応用などである。積分のほか、さらに高度な数学を学ぶための基礎となる科目である。<受講にあたっての前提条件>高校の数学を復習しておく。<具体的な到達目標>1. 微分の基本公式や合成関数の微分法を利用して、導関数を計算することができる。2. ロピタルの定理を利用して不定形の極限を計算することができる。
 3. 基本的な関数のマクローリン展開を作ることができる。
 
 (JABEE学習・教育到達目標)
 「国際工学プログラム」:(C)◎
<授業計画及び準備学習>1. 微分係数と導関数関数の微分係数と導関数を定義して、整関数の導関数が計算できるようになる。
 準備学習:高校の数学の教科書を復習する。
 2. 初等関数の微分法
 積と商、または三角関数等の導関数の公式を導き、基本的な初等関数の導関数が計算できるよう
 になる。
 準備学習:教科書の該当部分を読んでおく。
 3. 合成関数の微分法
 合成関数の微分の公式を解説して、対数微分法や多様な初等関数の導関数が計算できるようになる。
 準備学習:教科書の該当部分を読んでおく。
 4. 逆三角関数
 三角関数の逆関数である逆三角関数を解説して、導関数の計算ができるようになる。
 準備学習:教科書の該当部分を読んでおく。
 5. 不定形の極限
 導関数の応用として不定形の関数の極限値を求める。
 準備学習:教科書の該当部分を読んでおく。
 6. 高次導関数とテイラー展開
 2階以上の導関数を計算して、テイラー展開で一般の関数を整関数で近似できることを学ぶ。
 準備学習:教科書の該当部分を読んでおく。
 7. 学習成果の確認(試験)
 準備学習:前回までの総復習を行う。
 8. 学習内容の振り返り
 試験結果を踏まえて、講評を行う。
<成績評価方法>期末試験100%。到達目標に照らして、6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し、D以上の者に単位を認める。<教科書>『理工系の基礎 微分積分(増補版)』石原繁・浅野重初共著(裳華房)<参考書>指定参考書なし。<オフィスアワー>授業中に質問を受け付ける。 
 
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