2015年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

情報ネットワーク論(Information Network Theory)[9J07]

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2単位
小野  諭 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
本講義では、インターネットを中心とする情報ネットワークの概念を理解し、その構成とセキュリティについて学ぶ。
また、関連する新しいトピックスについて知る。

<受講にあたっての前提条件>
前提となる科目はない。ただし、「離散数学」を履修していることが望ましい。
(ただし、履修の必須要件ではない。)

<具体的な到達目標>
下の各項目について、専門的な知識を具体例とともに理解し習得するとともに、比較的単純な事例について、自ら適用できるようにする。

*情報ネットワークの基礎
*構内情報ネットワーク
*広域情報ネットワーク
*トピックス: 最近の情報ネットワークの話題
*ネットワークセキュリティ

<授業計画及び準備学習>
1. 情報ネットワークの基礎 (第1〜3回)
インターネットの概要
ネットワーク・アーキテクチャ
プロトコル階層
TCP/IP ネットワークの動作原理

2. 構内情報ネットワーク (第4〜6回)
LAN
ネットワーク基本サービス(DHCP, DNS、認証インフラ)
サブネット分割とルーティング
無線LAN

3. 広域情報ネットワーク (第7〜9回)
モバイルネットワーク
有線広域ネットワーク(アクセス網、基幹網)

4. トピックス: 最近の情報ネットワークの話題 (第10〜11回)
クラウドコンピューティング
スマートフォンの MVNO サービスと海外での利用
IoT (Internet of Things) / M2M (Machine to Machine)

5. ネットワークセキュリティ (第12〜14回)
ネットワークのリスクと対策
事例検討: マルウェアと標的型攻撃
ネットワークリスクへの対策例
 ネットワークアーキテクチャに基づくゾーニング
 ネットワーク装置(セキュリティゲートウェイ、リモートアクセス、VPN)
 エンドポイントにおける対策
 無線LANセキュリティ

6. 全体の振り返り (第15回)

<成績評価方法>
定期試験期間に試験を実施する。配布プリント、自筆ノート持ち込み可。
講義内容を理解し、簡単な課題に応用できるレベル。
単位取得には、授業の 2/3 以上の出席が必要。(初回および補講は出席とみなす。)

<教科書>
資料を kuport にて電子配布する。
必要に応じて、印刷プリントを配布する。

<参考書>
講義の中で、適宜、参考となる資料を紹介する。

<オフィスアワー>
前期の期間、毎週木曜2限
A1577 または、 B0530

<学生へのメッセージ>
情報ネットワークへの知識は、セキュアシステムや情報セキュリティの基礎となるので、3年次以降で当該分野を学びたい学生は、可能な限り、本講義を受講してください。


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