2015年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

日本の企業経営(Japanese Business Management)[4D12]

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2単位
風間 信隆 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
我が国では現代企業は株式会社形態をとって経営活動を展開している。この授業では我が国の代表的な株式会社の企業形態論的特徴を学ぶとともに,コーポレート・ガバナンス問題を国際比較の視点から学ぶことにより,我が国における企業経営の深い理解が可能となる。
 この授業では我が国の株式会社の企業形態論的特徴とコーポレート・ガバナンスを学ぶが,とくに日本とこれまで極めて類似してきたドイツ企業のコーポレート・ガバナンスの変化に力点を置いて考察する。また近年の日本企業の企業再編と組織再編を理解するために,企業合併と買収(M&A),カンパニー制,持ち株会社についても検討を行う。

<受講にあたっての前提条件>
経営学の基本知識を学んでおくことが求められる。

<具体的な到達目標>
1990年代以降のICT革命とグローバリゼーションの進展の下で「日本的経営」は大きく変貌を遂げてきたと言われている。しかし,企業の繁栄を規定するトップ・マネジメントのあり方こそ大きな転換を迫られている。本授業を通じて,我が国の株式会社とはいかなるものかを理解すると同時に,トップ・マネジメントのあり方に関わるコーポレート・ガバナンス(企業統治)問題を国際比較の視点から理解することができる。

<授業計画及び準備学習>
第1回:ガイダンス:企業と社会
準備学習:Kuportの資料を読み,理解できない点を各自調べておくこと
第2回:現代企業と企業形態
準備学習:Kuportの資料を読み,理解できない点を各自調べておくこと
第3回:企業形態の発展と株式会社
準備学習:Kuportの資料を読み,理解できない点を各自調べておくこと
第4回:会社法と株式会社
準備学習:Kuportの資料を読み,理解できない点を各自調べておくこと
第5回:株式会社の企業形態論的特質―株式制度―
準備学習:Kuportの資料を読み,理解できない点を各自調べておくこと
第6回:株式会社の企業形態論的特質―専門経営者の登場と経営者支配―
準備学習:Kuportの資料を読み,理解できない点を各自調べておくこと
第7回:株式会社の企業形態論的特質―会社機関
準備学習:Kuportの資料を読み,理解できない点を各自調べておくこと
第8回:企業統治の国際比較―日本―(1)
準備学習:Kuportの資料を読み,理解できない点を各自調べておくこと
第9回:企業統治の国際比較―日本―(2)
準備学習:Kuportの資料を読み,理解できない点を各自調べておくこと
第10回:企業統治の国際比較―米国―
準備学習:Kuportの資料を読み,理解できない点を各自調べておくこと
第11回:企業統治の国際比較―ドイツ―(1)
準備学習:Kuportの資料を読み,理解できない点を各自調べておくこと
第12回:企業統治の国際比較―ドイツ―(2)
準備学習:Kuportの資料を読み,理解できない点を各自調べておくこと
第13回:企業の合併・買収(M&A)と企業間提携
準備学習:Kuportの資料を読み,理解できない点を各自調べておくこと
第14回:まとめ(これまでの授業の質問を受ける)
準備学習:第1回から13回までの授業資料を熟読し,各自十分理解できない点,もう少し丁寧に説明してほしい点を明確にしておくこと
第15回:最終成果の確認(試験)

<成績評価方法>
授業にきちんと出席することが成績評価の前提となる。第14回目にレポートの提出を求め,その発表を各自行ってもらう。最終回に授業内容すべてを範囲とする教場試験を実施する。平常点(20%),レポートによる判定(20%),試験(60%)とにより成績評価を行う。総合得点の60%以上を合格とする。

<教科書>
とくに指定しないが,レポートについては課題図書(下記参考書)を選定し,こちらか指示する。本授業の内容はKuportの授業資料を各自ダウンロード・印刷して用意することが求められる。

<参考書>
海道ノブチカ・風間信隆編著『コーポレート・ガバナンスと経営学』(ミネルヴァ書房)。

<オフィスアワー>
木曜日の3時限目と4時限目の間の休憩時間に12階講師控室で対応する。


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