2015年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
△CG数学(Basic mathematics for Computer Graphics)[4292]
2単位 小早川 健シュクル 非常勤講師
- <授業のねらい>
- 3次元(3D)のコンピュータグラフィックス(CG)の制作に必要となる数学を習得し、本講に継続する「コンピュータグラフィックス」の科目が受講できる前提知識を得ることを目的とします。基礎となる部分は、演習によって身につけます。
- <受講にあたっての前提条件>
- 線形代数学を受講していること。
- <具体的な到達目標>
- 1. 座標と座標系の考え方を理解し、座標変換によって異なる座標系に移動することができる。
2. 曲線や曲面は式によって表現できることを理解し、2次曲線(曲面)が式で与えられた時に、その形がわかる。 3. 3次元物体を2次元に描くこと(投影法)ができる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. 理解度確認試験
2. 行列とベクトル 3. 三角関数と回転行列 4. 座標系と座標変換 5. 曲線と曲面 6. 写像 7. 3DCGに用いられる座標系 8. 空間図形(平行移動・回転) 9. 空間図形(演習) 10. 空間図形(拡大・縮小) 11. 空間図形(演習) 12. 投影(投射法、透視投射) 13. 投影(行列表現) 14. 3次元ビューイング変換 15. 期末試験
- <成績評価方法>
- 期末試験(100点)で成績を評価し、60点以上を合格とする。再試験、追試験は原則行わない。
- <教科書>
- CGのための線形代数 郡山 原 峯崎著、森北出版 (ISBN 978-4-627-82689-2)
- <参考書>
- 指定参考書なし
- <オフィスアワー>
- 授業終了直後に、教室または講師控室で質問を受けます。
- <学生へのメッセージ>
- 線形代数という数学が、コンピュータグラフィックスという実世界の技術に役立っていることが実感できるようになると思います。
- <備 考>
- 受講者の理解度により内容を変更する。
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