2015年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

世界の社会思想(Social Ideas in the Western World)[2181]

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2単位
勝田 由美 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
西洋社会における近代思想の形成と発展をたどり、それを手がかりに、現代日本社会の問題を考える。

<受講にあたっての前提条件>
授業の3割程度は「西洋近代史」的な内容になります。
 受講の際には、自分に世界史に対する関心がどのくらいあるかを考えてみてください。
世界史を学ぶ機会のなかった人にはわかりやすく、かつ、高校で学んだ人にも興味深い内容にするために、歴史的な事柄については、細かい知識ではなく全体像を話すように心がけています。

<具体的な到達目標>
西洋における「自由」「平等」の理念の形成過程を理解することができる。

<授業計画及び準備学習>
(授業計画) 
第1回   理念としての「近代」社会
第2回   「近代」の成立
        −ルネッサンスと宗教改革−
第3回   自然状態と自然法
        (ホッブスの思想1)
第4回   契約による社会の成立
        (ホッブスの思想2)  
第5回   基本的人権の思想
        (ロックの思想1)
第6回   国家設立の目的
        (ロックの思想2)
第7回   議会政治の思想
        (ロックの思想3)
第8回   抵抗権と革命権
        (ロックの思想4)
第9回  イギリス、フランスの市民革命    
第10回  国家からの自由と国家への自由
        (ルソーの思想1)
第11回  国民主権の概念
        (ルソーの思想2)
第12回  民主主義と独裁
        (ルソーの思想3)
第13回  民主主義と政治的自由
        (ミルの思想1)  
第14回  多数者の専制とは
        (ミルの思想2)
第15回  学習成果の確認(試験またはレポート)

(毎回の準備学習)
 配布資料やノートには授業後に再度目を通し、漢字や語句、内容の不明な点を
必ず次回の授業までに明らかにしておくこと。
 内容の不明な点について自分で調べても理解できない場合、あるいは、調べ方が
よくわからない場合には、担当教員に質問してください。

<成績評価方法>
授業にきちんと出席した者に、学期末の筆記試験またはレポートを評価して60点以上の者(2015年度入学の1年生についてはGradeD以上の者)に単位を認める。成績評価方法および水準の詳細については第1回目の授業時に説明する。

<教科書>
なし

<参考書>
なし

<オフィスアワー>
 前期 火曜日昼休み 新宿校舎 27階研究室にて 
 後期 月曜日昼休み    同上


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