2015年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

数学演習II(Exercises in Mathematics II)[4327]

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1単位
金城 謙作 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
本科目の内容は, 1変数の積分法と2変数の微分法に関する問題演習である. 基本的には前の時間に行なった数学IIの授業内容に合った問題を解き, 数学IIの授業内容の理解を向上させる.

<受講にあたっての前提条件>
数学IIの演習であるため, 本講義を受講するには数学IIの授業も受講すること.

<具体的な到達目標>
(1)(不)定積分の計算
(2)図形の面積や体積の計算
(3)2変数関数の偏微分の計算
(4)グラフの概形や極値への応用

<授業計画及び準備学習>
1. 区分求積法と定積分
定積分を定義に沿って計算する.
準備学習:教科書p.92〜p.95まで読み, 例題と節末問題を解答すること. また高校数学Bの数列の和の公式の復習をすること.

2. 微分積分学の基本定理
微分積分学の基本定理を用いて定積分の計算をする.
準備学習:教科書p.97〜p.103まで読み, 例題と節末問題を解答すること.

3. 導関数と不定積分の関係, 置換積分
置換積分に関する計算問題を解答する.
準備学習:教科書p.102〜p.109まで読み, 例題と節末問題を解答すること.

4. 部分積分
部分積分の計算問題の解答をする. また, 多項式と指数・三角関数の積の不定積分を計算する.
準備学習:教科書p.111〜p.112まで読み, 例題と節末問題を解答すること.

5. 有理関数の積分
部分分数分解と有理関数の不定積の計算問題を解答する.
準備学習:教科書p.114〜p.116まで読み, 例題と節末問題を解答すること.

6. 三角関数の有理式の積分
三角関数の有理式の不定積分の計算問題を解答する.
準備学習:教科書p.118〜p.119まで読み, 例題と節末問題を解答すること. 有理式の部分分数分解の計算の復習をすること.

7. 無理関数の積分
無理関数の不定積分の計算問題を解答する.
準備学習:教科書p.121〜p.122まで読み, 例題と節末問題を解答すること.

8. 定積分の計算, 広義の積分
部分積分, 置換積分の定積分と広義積分の計算問題を解答する.
準備学習:教科書p.126〜p.133まで読み, 例題と節末問題を解答すること.

9. 面積, 体積, 曲線の長さ
曲線で囲まれた部分の面積, 回転体の体積, 曲線の長さの計算問題を解答する.
準備学習:教科書p.134〜p.139まで読み, 例題と節末問題を解答すること. また, 無理関数の不定積分の計算方法を復習すること.

10. 2変数関数とグラフ
2変数関数の連続性に関する問題演習を行う.
準備学習:教科書p.142〜p.148まで読み, 例題と節末問題を解答すること.

11. 偏微分係数と偏導関数
関数の偏導関数の計算問題を行う.
準備学習:教科書p.149〜p.153まで読み, 例題と節末問題を解答すること.

12. 高階偏導関数, テイラー展開(1)
高階偏導関数とテイラー展開の計算問題を解答する.
準備学習:教科書p.155〜p.173まで読み, 例題と節末問題を解答すること.

13. 高階偏導関数, テイラー展開(2)
対数関数や無理関数のテイラー展開の計算問題を解答する.
準備学習:前回の授業の復習を行うこと. 特にテイラー展開の計算方法は必ず復習すること.

14. 2変数関数の極値
2変数関数の極値を計算, 判定する.
準備学習:教科書p.175〜p.178まで読み, 例題と節末問題を解答すること.

15. 学習成果の確認
これまでの演習の問題を再度解き,理解しているか確認する.
準備学習:これまで配布した問題を解きなおすこと.

<成績評価方法>
毎回50点満点の問題を出題し, 総得点の得点率を得点とする.
2015年度入学者はGrade D以上で合格、2014年以前入学者は100点満点で60点以上が合格とする.
ただし答案に不正が多数見られる場合は, 試験を行い, その点数も成績に反映する予定である.

<教科書>
「理工系入門 微分積分」 石原繁 浅野重初 共著 裳華房
(ISBN978-4-7853-1518-4)

<参考書>
指定参考書なし

<オフィスアワー>
授業時間の前後

<学生へのメッセージ>
問題演習でわからないことは質問すること. 演習で出来なかった問題は, オフィスアワーや学習支援室を活用して解答出来るようにすること.


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