2015年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
△環境と経済(Environment and Economy)[1134]
2単位 貫 真英 非常勤講師
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | ○ | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- この授業は環境経済学の授業です。学生は環境問題と経済活動の関係が経済学においてどのように分析されているか概要を理解した上で、各自が自分なりの環境問題に対する新しい視点を持つことを目標とします。
- <受講にあたっての前提条件>
- 高校レベルまでの線形代数と微分の初歩的知識を前提とします。
- <具体的な到達目標>
- 1 基礎的な知識の習得。
2 応用的問題解決能力の向上。 3 問題やアイディアに対する多角的に批判検討を加える思考能力の向上。
- <授業計画及び準備学習>
- 1 環境問題に対しなぜ経済学か
準備学習:環境問題を解決するためには何が重要か考えてきてください。 2 環境問題の歴史 準備学習:環境問題が人間の歴史とどうかかわっているか考えてきてください。 3 経済成長と環境制約 準備学習:経済成長が環境とどのような関係にあるか仮説を持ってください。 4 環境対策の経済への影響 準備学習:環境対策は経済にプラスかマイナスか考えてきてください。 5 環境規制と技術革新 準備学習:環境規制が行われた時、個別企業の技術革新とその企業の発展にどのような影響を与えるか考えてきてください。 6 市場のメカニズム 準備学習:ミクロ経済学の基礎、需要曲線と供給曲線などを予習してください。 7 経済学と環境対策 1(外部性、直接規制、ピグー税、社会的費用) 準備学習:上記括弧内の用語について調べておいてください。 8 経済学と環境対策 2(コースの定理) 準備学習:上記括弧内の用語について調べておいてください。 9 経済学と環境対策 3(公共財、リンダール税) 準備学習:上記括弧内の用語について調べておいてください。 10 経済学と環境対策 4(準公共財と共有地の悲劇、ローカルコモンズ、「私有地の悲劇」) 準備学習:上記括弧内の用語について調べておいてください。 11 温暖化問題の経済分析 1(京都議定書、温暖化の真偽) 準備学習:上記括弧内の用語について調べておいてください。 12 温暖化問題の経済分析 2(不確実性下での意思決定、予防原則、排出権取引) 準備学習:上記括弧内の用語について調べておいてください。 13 廃棄物問題の経済分析 1(循環型社会、リサイクル法、デポジット・リファンドシステム) 準備学習:上記括弧内の用語について調べておいてください。 14 廃棄物問題の経済分析 2 (拡大生産者責任、国際資源循環、南北格差、サマーズメモ) 準備学習:上記括弧内の用語について調べておいてください。 15 期末テスト 準備学習:これまで学習した内容について復習してください。
- <成績評価方法>
- 成績評価は以上の確認小テスト、宿題、ディスカッションが4割、最終レポートが6割で評価し、60点以上の者に単位を認めます。詳しくは第一回目の授業で説明します。
- <教科書>
- 指定教科書なし
- <参考書>
- 授業時に適宜、紹介・指示する。
- <オフィスアワー>
- 毎回授業の後1時間(メールではいつでも連絡してください:nukimadeアットマークhotmail.com)。
- <学生へのメッセージ>
- 基本的なことから教えるよう心がけます。生徒には、単に授業を聴講するのではなく、積極的に参加することを求めます。同時に、単に知識を吸収するだけでなく、吸収した知識を元に各自がオリジナルの視点やアイデアを持つようになることを求めます。
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