2015年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
△倫理学の基礎(Basic Ethics)[1129]
2単位 林 真理 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ◎ | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 倫理学の基本的な考え方を学ぶこと、それを通じて人間や社会についての幅広いものの見方を知ること、また現代社会における社会的な問題の存在について知ること、これらをもとにしてどのような社会が良い社会であるかについて考えることが狙いです。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特にありません。
- <具体的な到達目標>
- 倫理学の基本的な考え方(実践的三段論法、人間、自己、他者)を身につける。
現代社会を生きる者として、何が問題であるかを見いだし、またその問題について倫理的な観点から考察する力を身につける。 実際に、重要な現代社会の問題を取り上げて、事実を踏まえて、論理的に筋道を立て、多面的な観点から、自分の意見を述べる。
- <授業計画及び準備学習>
- 授業計画
1. 倫理学を学ぶとはどういうことか。 2. 倫理学の基本的な考え方(1):事実と価値 3. 倫理学の基本的な考え方(2):判断と推論 4. 倫理学の基本的な考え方(3):「人間」とは何か? 5. 倫理学の基本的な考え方(4):「自己」とは何か? 6. 倫理学の基本的な考え方(5):「他者」とは何か? 7. 成果の確認(1)中間試験 8. 良い社会とはどのようなものか(1)私たちはどのような社会を生きているのか 9. 良い社会とはどのようなものか(2)私たちの生きている社会は良い社会だろうか 10.良い社会とはどのようなものか(3)良い社会でないとしたら、どこが問題なのだろうか 11.良い社会とはどのようなものか(4)その問題点の本質はどこにあるだろうか 12.良い社会とはどのようなものか(5)その問題点はどのくらい深刻なのか 13.良い社会とはどのようなものか(6)その社会をどのように生きていくのが良いのか 14.良い社会とはどのようなものか(7)どのような人が良き「社会人」なのか 15.成果の確認(2)レポート提出 準備学習 前回までの授業内容をノート、資料で復習し、わからないところがないようにしておくこと。
- <成績評価方法>
- 最終レポート(40%)を中心に、中間試験(20%)と小レポート(計40%)を加えて総合的に判断します。GradeD以上の者に単位を認めます。なお、中間試験は、受講人数によってはレポートで代替する可能性もあります。
- <教科書>
- なし。電子教材で資料を配布します。
- <参考書>
- 授業中に指示します。
- <オフィスアワー>
- 前期は月曜2限(10:40-12:10)、後期は木曜5限(16:20-17:50)。新宿キャンパス27F2714室。それ以外の時間を希望する場合は、ft12153@(以下皆さんと同じ)までメールでアポイントをとって下さい。
- <学生へのメッセージ>
- すばらしい技術であればあるほど、それが引き起こしかねない問題も重大なものになります。工学院大学で学ぶ皆さんには、人間や社会に関する深い洞察を持ち、技術のすばらしさと問題点の両方を見きわめられる知性を身につけた社会人として巣立って欲しいと思います。
- <参考ホームページアドレス>
- http://intra.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/ (授業アンケート結果やそれに対するコメントを公表しています。)
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