2015年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

世界の文学B(World Literature B)[5B09]

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2単位
内山 憲一 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
世界の中のフランスに焦点を当て、その言語文化の精髄に触れる。
目標:文学作品を読むことにより、われわれの生にはどのような意味があるかという人間にとって本質的な問題を考えてみる。

<受講にあたっての前提条件>
特になし。

<具体的な到達目標>
必要に応じて読む実利的な本でもなく、単なる娯楽本でもない、自己形成のための教養書を読みこなせるようになる。

<授業計画及び準備学習>
フランス近現代文学の流れをつくった人物を何人か選んで、それぞれの生涯や時代背景を概観した後、代表的な作品を読んでいきます。日本語に翻訳された作品を抜粋したプリントを随時配布します。音声の喚起する力を感じてもらうために原文朗読のパフォーマンスを交えたり、ビデオを鑑賞したりして、言葉で構築された作品の美しさを実感してもらいたいと思っています。

準備学習: 特に予習をする必要はありません。プリントを配布しますから、次の講義までにじっくりと読み直してみてください。興味を持ったら、授業で言及した本や関連すると思われる本を、部分的にでもいいですから読んでみることを推奨します。

1.フランス文学の特質
2.アンドレ・ジッドとその時代
3.アンドレ・ジッドの文学
4.マルセル・プルーストとその時代
5.マルセル・プルーストの文学
6.サン=テグジュペリとその時代
7.サン=テグジュペリの文学
8.アルベール・カミュとその時代
9.アルベール・カミュの文学
10.ギヨーム・アポリネールとその時代
11.ギヨーム・アポリネールの文学
12.アンドレ・ブルトンとその時代
13.シュルレアリスムの文学
14.シュルレアリスムの広がり
15.学習成果の確認(試験)

<成績評価方法>
学年末の定期試験で60点以上の者を合格としますが、まず授業にきちんと出席することが成績評価の前提となります。登録だけして出席しない学生や欠席が多い学生が目につきます。出席が極端に少ない場合(例えば欠席が3分の1を大幅に超えるような場合)は試験を受けても無効とします。ただし就職活動など正当な理由がある場合には考慮します。なお試験は自筆ノート持ち込み可とする予定です。

<教科書>
指定教科書なし。プリントを配布します。

<参考書>
渡辺一夫・鈴木力衛『フランス文学案内』(岩波文庫)

<オフィスアワー>
水曜日5時限目終了後(27階 外国語研究室)
必ず授業後に教室で申し出るか、あらかじめメールで連絡してください。
連絡先:ft11820@ns.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
一人前の大人たるもの、一人でいる時間を有効に活用しなければなりません。文学はそのような時間を豊かなものにしてくれます。


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