2015年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
△比較文化史(Comparative History of Culture)[2179]
2単位 板東 洋介 非常勤講師
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ◎ | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 遠くから─とりわけ欧米から見れば、日本と中国の文化は”同じ”である。漢字を用い、目上を敬い、個人より集団を重んじる。しかし、近くから─我々当事者からみれば、両国の文化はあまりにも異なるのは無論である。日本人は仮名を使うし、「革命」の経験もなく、養子をとることに抵抗がない。この両国の”近くて遠い”微妙な関係は、両国の長い文化交渉史の結果であるとともに、近年、益々あらゆる方面での交渉を密にしつつある日・中双方の人びとにとって、重大な関心の対象である。そこで本講義では、とくにそれぞれの歴史的な相互交渉の過程に注目しつつ、この近くて遠い他者─中国の文化のありようを明らかにすると同時に、われわれ自身─日本の文化の特質をも、改めて捉え直すことをめざす。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特になし
- <具体的な到達目標>
- (1)日本と中国それぞれの文化の特質と相違、またその相互の影響関係についての基礎的な知識を身につける。
(2)(1)をふまえて、単なる自文化中心主義/他文化蔑視とは異なる、より多角的な日本観・中国観を身につける。
- <授業計画及び準備学習>
- ※講義内容は、受講者の理解度や興味関心に応じて、適宜変更される場合がある。
1.イントロダクション─二千年の隣国 2.日・中文化交渉の歴史・概略─金印から孫文まで 3.ことばの比較─漢字とかな・漢文訓読 4.食生活の比較─小麦の北と米の南、日本人はどうして肉食しなかったのか 5.美術の比較─京劇と歌舞伎、山水画と大和絵 6.社会の比較(1)─家族の形 「孝」の思想とイエ制度 7.社会の比較(2)─国家の形 「皇帝」と「天皇」の違い 8.社会の比較(3)─教養の形 士大夫の国とサムライの国 9.宗教の比較(1)─東アジアの諸宗教 儒教・仏教・道教・神道 10.宗教の比較(2)─「ご先祖様」の祀り方 11.思想の比較(1)─日本人は儒教を受容したのか 12.思想の比較(2)─「西洋の衝撃」に両国はどう反応したか 13.「民族」をめぐって─中国は「多民族国家」、日本は「単一民族国家」か? 14.これからの日・中文化─グローバル化とナショナリズムの角逐 15.定期試験
(準備学習)配布資料やノートを読み返して自分の問題意識を明確にし、授業内小レポートに備える。
- <成績評価方法>
- 期末試験=60%
授業内小レポート=10%×4
- <教科書>
- 特になし。
- <参考書>
- 特になし。適宜、講義中に指示する。
- <オフィスアワー>
- 質問等はE-mailで受け付ける。アドレスは、第一回ガイダンスの際に告知する。
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