2015年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
モバイルコンピューティング(Mobile Computing)[1378]
2単位 北山 大輔 助教 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 | ○ | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 近年,非常に身近になってきている携帯電話を含むモバイル機器を支える技術を学ぶ.具体的には,機器の構成,通信の仕組み,モバイル端末のユーザインタフェース,位置依存のWeb情報技術について理解し,考察を深める.
- <受講にあたっての前提条件>
- 特になし
- <具体的な到達目標>
- モバイル環境における通信の仕組みを理解する.
デスクトップ機器とモバイル機器の差異を理解する. モバイル環境におけるユーザインタフェースの特性を理解し設計できる. 位置依存情報処理について理解する.
- <授業計画及び準備学習>
- 講義においてモバイルコンピューティングを支える,通信,OS,コンテンツの技術を学び,講義中に出す課題によってそれらの演算,設計,応用方法の習熟を目指す.課題に関しては,次の講義で解説を行い,復習を兼ねる.
毎回の講義に際し,教科書の該当する章を熟読して望むこと.
1. ガイダンス 2. 情報通信を取り巻く環境(教科書p1-16) 3. 携帯端末のサービスと機能(教科書p17-40) 4. 通信・通話の仕組み(教科書p41-62) 5. インターネットの基礎と接続(教科書p63-76) 6. モバイル機器の特徴(教科書p77-106) 7. モバイル端末のOSとソフトウェア(教科書p107-123) 8. モバイルコンテンツの特徴(教科書p123-136) 9. モバイルにおけるセキュリティ(教科書p137-150) 10. モバイルのためのマルチメディア処理 11. 半構造データとXML 12. WebAPIとXML 13. モバイル検索インタフェース技術 14. モバイルコンピューティングの動向(教科書p199-208) 15. 総合復習と成果確認(試験)
- <成績評価方法>
- 講義中に課題の提出を求める.成績は課題および定期試験の成績で判定する.課題および定期試験が60%以上で合格とする.
- <教科書>
- モバイル基礎テキスト 第4版,モバイルコンピューティング推進コンソーシアム 監修,リックテレコム
- <参考書>
- 指定参考書なし
- <オフィスアワー>
- 授業時間以外適宜,事前にメール等でアポイントをとること.
居室:A2473
- <学生へのメッセージ>
- 携帯端末は生活になくてはならないものになっており,使った事がない,見た事がないという学生の方が珍しくなっています.しかし,その中身,仕組みについては特に意識せずにただただ使っているということになっていませんか?
モバイルコンピューティングの受講生には,携帯端末における技術開発の基礎を学び,消費者から開発者への意識変化を起こすことを望んでいます.
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2015 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|