2015年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

数学演習II(Exercises in Mathematics II)[3324]

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1単位
陸名 雄一 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
「数学II」の内容(一変数関数の積分法・二変数関数の偏微分法・複素数)に関する演習を行って理解を深め、計算・運用能力を身につける。

<受講にあたっての前提条件>
「数学I」の内容(一変数関数の微分法)を理解し、初等関数に適用できる計算能力を身につけていること。

<具体的な到達目標>
「数学I」で扱った基本的な関数の不定積分・定積分を計算できる。
定積分の定義と微分積分学の基本定理を理解する。
二変数関数の偏導関数・級数展開について理解し、具体的な計算ができる。
複素数の基本事項を理解し、具体的な計算ができる。

<授業計画及び準備学習>
「数学II」該当回の内容について演習を行う。

1.ガイダンス、積分法の意義
準備学習:微分法に関する諸公式について復習しておくこと。
2.不定積分・定積分の定義、微分積分学の基本定理
準備学習:微分法に関する諸公式について復習しておくこと。
3.置換積分法
準備学習:基本的な不定積分の公式について復習しておくこと。
4.部分積分法
準備学習:置換積分法について復習しておくこと。
5.部分積分法の応用
準備学習:部分積分法の計算に慣れておくこと。
6.分数関数の積分法
準備学習:置換積分法・部分積分法について復習しておくこと。
7.長さ・面積・体積の計算法
準備学習:定積分の定義について復習しておくこと。
8.積分法のまとめ
準備学習:積分法に関する諸公式について復習しておくこと。
9.学習成果の確認(中間試験)
準備学習:第1回から第8回までの総復習を行うこと。
10.複素数
準備学習:平面ベクトル・三角関数について復習しておくこと。
11.偏微分係数・偏導関数の定義
準備学習:微分係数・導関数の定義について復習しておくこと。
12.合成関数の偏微分法、全微分と近似
準備学習:偏微分の計算に慣れておくこと。
13.二変数関数の一次・二次近似、接平面
準備学習:テイラーの定理について復習しておくこと。
14.偏微分法のまとめ
準備学習:二変数関数のテイラー展開について復習しておくこと。
15.学習成果の確認(期末試験)
準備学習:第10回から第14回までの総復習を行うこと。

<成績評価方法>
2回の試験(各50点満点)の両方が30点以上の者を合格とし、合格者の成績評価は以下の通りとする:
・本年度入学者は、試験成績(各50%)を到達目標に照らして Grade A+, A, B, C, D で評価する。
・2014年度以前の入学者は、試験成績を素点によって評価する。
但し、
(1) 試験欠席者
(2) 演習課題の不合格者
(3) 遅刻・欠席の著しい者、受講態度に問題のある者
は不合格とする。

<教科書>
「ドリルと演習シリーズ 微分積分」
日本数学教育学会高専大学部会教材研究グループTAMS 編、電気書院

<参考書>
指定参考書なし。

<オフィスアワー>
授業中に質問を受け付ける。


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