2015年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

数学I(Mathematics I)[3215]

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2単位
陸名 雄一 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
一変数関数の微分法について学習する。微分法の概念を理解し、初等関数の解析的考察を通じて、その運用能力を身につける。

<受講にあたっての前提条件>
多項式の展開・因数分解・因数定理を理解し、運用できること。一次・二次関数に関する基本的事項(直線の方程式・平方完成・グラフの概形等)を理解し、運用できること。三角関数に関する基本的公式(加法公式・倍角公式・合成公式等)を理解し、運用できること。

<具体的な到達目標>
初等関数(有理関数・三角関数・逆三角関数・指数関数・対数関数、及びそれらの合成関数)の定義と解析的性質(極限・導関数・級数展開)について理解し、具体的な計算ができる。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス、微分積分法の意義
準備学習:高校で学習した数学について復習を行うこと。
2.数列の極限
準備学習:数列に関する基本事項について復習しておくこと。
3.関数の極限・連続性
準備学習:数列の極限について復習しておくこと。
4.微分係数・導関数の定義
準備学習:関数の極限について復習しておくこと。
5.積・商・合成関数の微分法
準備学習:導関数の定義について復習しておくこと。
6.指数関数・対数関数の導関数
準備学習:指数・対数の定義と計算について復習しておくこと。
7.三角関数・逆三角関数の導関数
準備学習:三角関数に関する諸公式について復習しておくこと。
8.導関数の計算(まとめ)
準備学習:導関数に関する計算について復習しておくこと。
9.学習成果の確認(中間試験)
準備学習:第1回から第8回までの総復習を行うこと。
10.高次導関数、ロピタルの定理
準備学習:二項係数について復習しておくこと。
11.関数の増減と極値
準備学習:関数の増減表の書き方について復習しておくこと。
12.グラフの凹凸と接線
準備学習:増減表に基づいてグラフを描く練習をしておくこと。
13.テイラーの定理、微分と近似
準備学習:高次導関数について復習しておくこと。
14.微分法の応用(まとめ)
準備学習:関数の増減・凹凸の調べ方について復習しておくこと。
15.学習成果の確認(期末試験)
準備学習:第10回から第14回までの総復習を行うこと。

<成績評価方法>
2回の試験(各50点満点)の両方が30点以上の者を合格とし、合格者の成績評価は以下の通りとする:
・本年度入学者は、試験成績(各50%)を到達目標に照らして Grade A+, A, B, C, D で評価する。
・2014年度以前の入学者は、試験成績を素点によって評価する。
但し、
(1) 試験欠席者
(2) 演習課題の不合格者
(3) 遅刻・欠席の著しい者、受講態度に問題のある者
は不合格とする。

<教科書>
『ドリルと演習シリーズ 微分積分』日本数学教育学会高専大学部会教材研究グループTAMS 編、電気書院

<参考書>
指定参考書なし。

<オフィスアワー>
授業中に質問を受け付ける。


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