2015年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

材料基礎工学(Introduction to Materials Science)[1B19]

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2単位
塩見 誠規 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
 自動車や電子機器,日用品にいたる多くの製品を対象に工業的に広く用いられる材料について学ぶ。材料を構成する原子が表す結晶の構造、鉄鋼材料の製造方法や種類、非鉄金属のアルミニウム、チタン、銅、さらにセラミックス、高分子材料などについて学習し、今後の自己学習ができるように基礎知識を習得する。
(JABEE学習・教育目標)
「国際工学プログラム」:(C)基礎工学・専門工学知識の習得:◎
(前提となる基礎知識と習得後の展開)
習得後は材料強度学へと展開し,機械技術者の素養を身につけることができる。また,ECPプロジェクトの遂行において必要となる基礎知識を得ることができる。

<受講にあたっての前提条件>
 物理学,材料力学の基礎知識が望まれる。

<具体的な到達目標>
・機械材料の種類,特性を理解し,適切に適用できる.
・機械材料の製造方法や適用例などが説明できる
・材料の結晶構造を説明できる

<授業計画及び準備学習>
1.金属材料の概要
2.金属の結晶構造
3.凝固と組織
4.相変態,析出
5.平衡状態図の基礎
6.鉄鋼材料の製造方法
7.鉄鋼材料の状態図と規格
8.学習状況の確認(中間試験)
9.材料試験と機械的特性
10.アルミニウム
11.チタン,銅、マグネシウム
12.セラミックス
13.高分子材料
14.材料の変形と加工
15.学習成果の確認(期末試験)
準備学習:テキストをよく読み,演習問題について調べるなどして授業内容を復習する

<成績評価方法>
 期末試験のみ,中間試験と期末試験の平均の2通りで評価し,いずれかの評価が60点以上を合格とする.

<教科書>
製本テキスト「材料基礎工学」

<参考書>
機械材料学,日本材料学会,2000.
機械材料工学,野口徹,中村孝,工学図書,2004.

<オフィスアワー>
月曜日3時限。これ以外でも在室時はいつでも可(新宿校舎A1777室,犬目校舎2-102室)


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