2015年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

科学技術と倫理を考える(Study on Technology and Ethics)[4502]

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2単位
林  真理 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
「科学技術と倫理」に関係するテーマを選び、発表やディスカッションを交えながら、深く考察していく授業です。自分で調査、報告をし、さらに学生同士で互いに意見交換をしながら考えていく自主的かつ共同作業的な学習をします。

<受講にあたっての前提条件>
他の倫理関連科目の授業、その他の機会に関心をもったテーマについてさらに考え、議論したい人の参加を求めます。
 関心をもって積極的に参加できない学生の参加は認めません。参加人数などを考慮の上、初回の授業で本年度のテーマとやり方について相談の上で決めるので、初回の授業での説明を受けた上で参加を決断して下さい。また初回の授業だけはどうしても出られないという場合には初回授業当日中までにft12153@(以下皆さんと同じ)にメールで連絡し、別途説明を受けて下さい。

<具体的な到達目標>
問題を見いだす力、見つけた問題に関する調査を行う力、問題を分析し考える力、調査し考えたことを発表する力、これら全体としての問題解決力を、それぞれの習熟度に合わせて形で向上させることが目標になります。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンスとテーマ説明
受講に関する説明を聞いて、受講するかどうかを判断する材料とする。
準備学習:科学技術と倫理に関係して自分がこれまで気になったことを思い出しておく。
2.資料・情報収集、報告の仕方
資料・情報収集、報告の仕方について学ぶ。
準備学習:事前に配布される資料に目を通しておく。
3.科学技術と倫理に関する諸問題
科学技術と倫理に関する問題の領域の広さについて学び、関心を深める。
準備学習:事前に配布される資料を読んでおく。
4.問題を発見する
自身の問題関心を説明し、それに対する疑問や意見を聞いて、自身の問の内容を深めていく。
準備学習:自身の関心を「問い」の形にまとめ、発表する準備をしてくる。
5.具体的な問題を論じる(1)
具体的な問題(1)を通して、現実的な問題の複雑さ、難しさを学ぶ。
準備学習:事前に配布される具体的事例(1)の資料を読んでおく。
6.具体的な問題を論じる(2)
具体的な問題(2)を通して、問題設定について考える。
準備学習:事前に配布される具体的事例(2)の資料を読んでおく。
7.具体的な問題を論じる(3)
具体的な問題(3)を通して、様々な立場が存在することを理解する。
準備学習:事前に配布される具体的事例(3)の資料を読んでおく。
8.具体的な問題を論じる(4)
具体的な問題(4)を通して、議論することについて学ぶ。
準備学習:事前に配布される具体的事例(4)の資料を読んでおく。
9.報告・議論(1)
受講者Aによる発表と討論
準備学習:受講者Aは発表の準備をしてくる。発表の準備のため、発表資料の下書きを準備したうえで、あらかじめ1週間程度前に教員と打ち合わせを行い、その打ち合わせに基づいて発表資料を準備する。その他の受講者は、あらかじめ予告された受講者Aの発表テーマについて自分で情報を得て、疑問点を考えておくこと。
10.報告・議論(2)
受講者Bによる発表と討論
準備学習:受講者Bは発表の準備をしてくる。発表の準備のため、発表資料の下書きを準備したうえで、あらかじめ1週間程度前に教員と打ち合わせを行い、その打ち合わせに基づいて発表資料を準備する。その他の受講者は、あらかじめ予告された受講者Bの発表テーマについて自分で情報を得て、疑問点を考えておくこと。
11.報告・議論(3)
受講者Cによる発表と討論
準備学習:受講者Cは発表の準備をしてくる。発表の準備のため、発表資料の下書きを準備したうえで、あらかじめ1週間程度前に教員と打ち合わせを行い、その打ち合わせに基づいて発表資料を準備する。その他の受講者は、あらかじめ予告された受講者Cの発表テーマについて自分で情報を得て、疑問点を考えておくこと。
12.報告・議論(4)
受講者Dによる発表と討論
準備学習:受講者Dは発表の準備をしてくる。発表の準備のため、発表資料の下書きを準備したうえで、あらかじめ1週間程度前に教員と打ち合わせを行い、その打ち合わせに基づいて発表資料を準備する。その他の受講者は、あらかじめ予告された受講者Dの発表テーマについて自分で情報を得て、疑問点を考えておくこと。
13.報告・議論(5)
受講者Eによる発表と討論
準備学習:受講者Eは発表の準備をしてくる。発表の準備のため、発表資料の下書きを準備したうえで、あらかじめ1週間程度前に教員と打ち合わせを行い、その打ち合わせに基づいて発表資料を準備する。その他の受講者は、あらかじめ予告された受講者Eの発表テーマについて自分で情報を得て、疑問点を考えておくこと。
14.報告・議論(6)
受講者Fによる発表と討論
準備学習:受講者Fは発表の準備をしてくる。発表の準備のため、発表資料の下書きを準備したうえで、あらかじめ1週間程度前に教員と打ち合わせを行い、その打ち合わせに基づいて発表資料を準備する。その他の受講者は、あらかじめ予告された受講者Fの発表テーマについて自分で情報を得て、疑問点を考えておくこと。
15.最終評価(レポート)
準備学習:自身の発表において不十分であることが発見されたところ、新たに見いだされた問題について、調査や考察を行って最終レポートをまとめる。
上記授業計画は、授業参加者が仮に6名であった場合の例である。実際の授業参加者の人数によって違ってくることを了承されたい。また、扱う具体的問題の種類については受講者の関心にしたがって用意する。

<成績評価方法>
少人数・演習形式の授業のため、毎回遅刻しないで出席することは必要条件です。その上で、報告、議論の内容などによる平常点(60点)と、最終レポート(40点)を併せて100点満点とします。

<教科書>
購入すべき教科書はありませんが、一部資料を用意します。

<参考書>
全体としてはありません。

<オフィスアワー>
前期は月曜2限(10:40-12:10)、後期は木曜5限(16:20-17:50)。新宿キャンパス27F2714室。それ以外の時間を希望する場合は、ft12153@(以下皆さんと同じ)にメールで連絡して下さい。

<学生へのメッセージ>
積極的な参加によって何かを得て欲しいと思います。


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