2015年度工学院大学 建築学部

構造力学演習II(Exercise of Structural Mechanics II)[5384]

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1単位
小野里 憲一 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
河合 直人 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
近藤 龍哉 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
西村 彰敏 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
毎回、構造力学Uで学んだ必要な様々な問題が出されます。構造力学Uの授業を聴いて分かったつもりでも、試験になると意外と問題が解けなかったりします。自分自身で問題を解く訓練をすることによって、問題が解けるようになります。また、授業では理解できなかった解き方がわかってきたりするでしょう。授業では受講者を複数の教室に分け、それぞれ少人数のクラスで教員とTA(大学院生)が指導にあたります。日ごろ教員には質問し難いところも、先輩のTAであれは気楽に質問できるかもしれません。色々な問題を実際に解くことで、自分自身の理解度を確かめ、構造力学を身につけてください。

<受講にあたっての前提条件>
構造力学Tの修得と構造力学Uの履修(合否は問いません)経験が受講に当たっての前提条件になります。
授業へは電卓と定規を持参してください。計算では平方根や累乗を用いるため、携帯電話の計算機能では不十分です。

<具体的な到達目標>
材料の性質と断面の性質を理解して、構造物の変形を計算し、不静定構造物の解法ができることを目標とします。

<授業計画及び準備学習>
 1.ガイダンス
 2.静定構造物の解法1
 3.静定構造物の解法2
 4.材料の力学的性質
 6.断面の性質
 7.曲げ材の変形
 8.たわみ角法
 9.固定モーメント法
10.仕事および諸原理
11.不静定梁の解法
12.不静定構造物の解法
13.座屈
14.応用計算
15.学習成果の確認
授業計画に沿って構造力学TとUで学んだ個所を復習しておくこと。

<成績評価方法>
演習の取り組みと提出物を50点、最終試験結果を50点として、それらの和が60点以上を合格とします。
出席回数が2/3に満たない場合は、単位を認めないので、積極的に参加してください。

<教科書>
指定教科書なし。毎回演習問題、解答の配布を予定しています。

<参考書>
考えるプロセスがわかる力のつり合いを理解する構造力学、小野里 憲一 , 西村 彰敏 、彰国社
考えるプロセスがわかる力のつり合いを理解する構造力学、小野里 憲一 , 西村 彰敏 、彰国社
初めての建築構造力学、<建築のテキスト>編集委員会編、学芸出版社
わかる建築学 建築構造力学、安達 洋・丸田栄蔵編、学芸出版社
よくわかる構造力学の基本、松本慎也著、秀和システム
新・建築構造入門、西谷 章著、鹿島出版会

<オフィスアワー>
授業中に当日の課題以外の質問も受け付けます。

<学生へのメッセージ>
解らないことや疑問に思うことは遠慮なく、積極的に質問しましょう。
構造力学Uが不合格となった学生はこの科目を履修することで合格率が上がります。


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