2015年度工学院大学 建築学部
△測量実習(Practice in Architectural Surveying)[5382]
2単位 後藤 治 教授 [ 教員業績 JP EN ] 村上 正浩 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 塚田 野野子 非常勤講師 小早川 雅行 非常勤講師 渡辺 美紀 非常勤講師
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 地点間の距離や角度、地形の起伏や高度差等を求めるための基本的な測量技術や、建築物の敷地や配置等の記録を作成するための基礎的な実測方法を習得することを目的とする。あわせて、GPS・GIS等を用いた最新の測量技術についても学ぶ。建築現場で必要となる測量機器を用いた図面作成の基礎知識と経験を習得することを目標とする。
- <受講にあたっての前提条件>
- 情報演習室でコンピューターを利用して学ぶので、情報処理の授業等を通して、学内のコンピューターの利用に慣れておく必要がある。また、基本的なソフトの操作ができることが必要である。
- <具体的な到達目標>
- 前半の測量演習では、通常使用されている測量器材(トータルステーション、レベル)の使用方法を習得し、簡単な地形図(敷地図)、建築図面(配置図)、求積図(敷地・建物面積の算定図)が作成できるようになることを目標とする。後半の測量演習では、GISに関する基礎的な知識を身に付け、いくつかのGISソフトを扱って地理情報に他の情報を加える操作ができるようになることを目標とする。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ガイダンス/演習科目の振り分け
準備学習:建築系学科の実験科目と測量実習の違いを確認しておく 2.測量とは 準備学習:参考文献をみて、測量にはどのような測量があるのか確認しておく 3.基準点測量 準備学習:参考文献をみて、基準点とは何かを予習しておく 4.水準測量 準備学習:参考文献をみて、水準測量を行うための機器の予習しておく 5.敷地測量(1) 準備学習:参考文献をみて、角度を測量するための機器の予習をしておく 6.敷地測量(2) 準備学習:参考文献をみて、測量した角度、距離を記録する方法を予習しておく 7.課題作成・講評 準備学習:参考文献をみて、角度、距離、水準から面積を求める方法を予習しておく 8.GISとは 準備学習:参考文献をみて、GISとは何かを予習しておく 9.GIS演習「触れてみる」 準備学習:参考文献をみて、GISに利用するデータにどのようなものがあるのか予習しておく 10.GIS演習「操作してみる(1)」 準備学習:使用するソフト・カシミールについて予習しておく 11.GIS演習「操作してみる(2)」 準備学習:前週にカシミールで作った図形を確認しておく 12.GIS演習「分析してみる(1)」 準備学習:分析に使用するGISソフト、アークGISについて予習をしておく 13. GIS演習「分析してみる(2)」 準備学習:参考文献をみて、GPSを用いたデータの取得について予習しておく 14. 課題作成・講評 準備学習:第7週までに作成した図と測量データを確認しておく 15. 学習成果の確認(レポート課題作成)
- <成績評価方法>
- 授業中に作成した成果品と課題によって評価を行う。全課題を提出することを必要条件とする。測量・GISともに、成果品20点、課題30点満点で計算を行い、合計60点以上の者に単位を認める。
- <教科書>
- なし(授業中にプリントを配布)
- <参考書>
- 包国勝『絵とき 測量(改訂2版)』オーム社、2005年
藤井近衛他『図説建築測量』産業図書、1997年
- <オフィスアワー>
- 八王子校舎3号館3階、建築設計準備室/各授業終了後30分間程度
- <学生へのメッセージ>
- 機材類やGISソフトの扱いに十分な注意が必要になる。測量は野外で行うことが多いので、作業しやすい服装で授業に臨むこと。サンダルやヒール履きは厳禁。野外の作業の場合には、健康と安全に十分注意願いたい。
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