2015年度工学院大学 建築学部
○建築計画III(Architectural Theory III)[3179]
2単位 山下てつろう 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい>
- 本講義は,人間生活に関わる施設建築について,建築計画学の立場から,主にそれぞれの機能性について言及すると共に,人間の生理・心理的特性にも触れながら,体系的に理解することを目的とする。講義では,生活に関わる諸施設や場所,そこでの行動場面を題材に取り上げながら,それらに対応した建築計画のあり方を理解してもらう。
- <受講にあたっての前提条件>
- 建築計画1,建築計画2を習得し,理解していること。しかし,これらの「単位取得」は必須条件ではない。
- <具体的な到達目標>
- 人間生活に関わる施設建築の建築計画について,体系的に理解すること。
その際,機能性は勿論,諸施設での人間の行動や生理・心理特性を理解すること。 より具体的には,これらに関わる用語の理解が到達目標となる。
- <授業計画及び準備学習>
- 00:概論1(計画原論:単位,寸法)
01:概論2(計画原論:視覚,色彩) 02:高齢者施設1(制度,高齢者の身体特性,バリアフリ) 03:高齢者施設2(各種高齢者施設) 04:高齢者施設3(各種高齢者施設) 05:診療所(成り立ち,配置,平面構成,断面構成) 06:交流施設1(文化系施設,配置計画) 07:交流施設2(運動系施設) 08:商業施設(地域活性化,圏域) 09:博物館(博物館,動物園,植物園,水族館) 10:美術館(成り立ち,配置,平面構成,断面構成) 11:図書館(成り立ち,配置,平面構成,断面構成) 12:劇場・ホール(成り立ち,配置,平面構成,断面構成) 13:大学(成り立ち,群建築,配置,平面構成,断面構成) 14:学習成果の確認(試験)
課題やレポートなどは課さないが,授業の準備・理解の程度などは,設計課題の中で各自で確認することができる。
- <成績評価方法>
- 成績評価は,基礎・専門分野の知識を問う用語説明,および規模計画に関する簡単な計算を求める期末試験の結果で行い,60点以上(100点満点)を合格とする。
- <教科書>
- 建築計画:長澤泰編著(市ヶ谷出版 )
第3版コンパクト設計資料集成:日本建築学会編(丸善)
- <参考書>
- 講義の中で紹介する
- <オフィスアワー>
- 授業の前後
- <学生へのメッセージ>
- 建築の専門家になるためには,素の自分を鍛えることが必要です。社会現象を建築の目で捉えられるよう,自らを鍛えましょう。
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