2015年度工学院大学 建築学部
○基礎設計・図法(Introduction to Architectural Design,Theory of Design)[6109]
2単位 樫原 徹 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 小椋 祥司 非常勤講師 片桐 和也 非常勤講師 地引 重巳 非常勤講師 都築 弘光 非常勤講師
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | ○ | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 製図のための基本的な技術を習得し、図面や模型から空間を読み解く力を学ぶ。
また、3次元の物質である家具・プロダクト、インテリア、建築のデザインを2次元の図面上で表現する各種手法を理解し、これらを総合的に表現するトータル・デザインの表現技法を身につける。
- <受講にあたっての前提条件>
- 指定教科書を熟読し理解すること。また、製図用具を入手すること。
- <具体的な到達目標>
- 具体的な達成目標は以下の6点である。
1)家具・プロダクトの図面を通して三面図の基本的な考え方を理解する。 2)インテリアの演習を通してモノと空間のスケール感覚を身につける。 3)インテリアの基本図(平面図、展開図)を解読でき、描けるようになる。 4)建築の基本図(配置図、平面図、断面図、立面図)が解読でき、描けるようになる。 5)透視図の原理を理解し、基本的な透視図が描けるようになる。 6)図面を立体的に表現できるようになる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1部「基礎設計・図法」は3クラスに分かれて実施される。各クラスで取り上げる課題内容、一部の授業の進行などは異なるが、「授業のねらい」、「受講にあたっての前提条件」、「具体的な達成目標」、および、基本的な進行は3クラス共通である。
1.建築製図入門ー製図用具の説明、使い方、および、基本的な線の引き方などの図法の基本ー 準備学習:製図用具の入手
2.身近なものを表現してみよう(1) 野帳の取り方・椅子の三面図の描き方 準備学習:課題対象となる椅子の下調べ
3.身近なものを表現してみよう(2) インキングドローイングの練習 準備学習:名作家具「Red&Blue」の下調べ
4.身近なものを表現してみよう(3) 光と影と空間の表現 準備学習:光と影を意識して空間の写真を撮ってみる
5.建築の図法(1) 課題対象住宅の紹介・解説、平面図の描き方 準備学習:フィッシャー邸の下調べ、教科書中「平面図の描き方」該当ページ予習
6.建築の図法(2) 断面図の描き方 準備学習:教科書中「断面図の描き方」該当ページ予習
7.建築の図法(3) 立面図・添景の描き方 準備学習:教科書中「立面図の描き方」該当ページ予習
8.建築の図法(4) 配置図・添景の描き方 準備学習:教科書中「配置図の描き方」該当ページ予習
9.建築の図法(5) 模型製作対象建物の説明・解説 基本図面(平面図・立面図・断面図)の作成 準備学習:課題対象となる建築の下調べ
10.建築の図法(8) 建築模型の作り方 準備学習:教科書中「模型の作り方」該当ページ予習
11.建築の図法(6) 内観パース(一点透視図)の描き方 準備学習:教科書中「一点透視図の描き方」該当ページ予習
12.建築の図法(7) 外観パース(二点透視図)の描き方 準備学習:教科書中「二点透視図の描き方」該当ページ予習
13.プレゼンテーションの技法、ショー・ドローイングの解説 アクソメの描き方 準備学習:A1紙面の構成アイデアを考えてくる
14.総評
15.成績評価
最終案は『2015年度建築設計課題及び案内』の該当ページに提示されるので、そちらを参照すべし。
- <成績評価方法>
- 1)全課題の平均点に当日演習の評価を加味したgrade D 以上の者に単位を認定する。
2)ビハインド提出(課題提出時間に少しでも遅れてしまった提出)の場合は、評価点数が半分となる。目安としては3回を超えてビハインド提出すると単位取得は不可能に近くなるので注意すること。 3)未完成の課題の提出は認められない。必ず完成させること。 4)模型課題だけはビハインド提出は認めない。ゆえに未完成でも提出日当日に必ず提出すること。 5)当日演習以外の課題の提出は、提出日の午前9時から9時15分までの間とする。これを過ぎると期限外提出となって減点となる。
- <教科書>
- 松下希和ほか:『やさしく学ぶ建築製図 平・立・断からパース、プレゼン図面まで』、エクスナレッジ、2011年
- <参考書>
- 本杉省三・佐藤慎也・山中新太郎・山崎誠子・梅田綾・長谷川洋平 :『建築デザインの基礎 製図法から生活デザインまで』、彰国社 2010年
- <オフィスアワー>
- 土曜日 12:30〜13:30
ただし、授業の内容についての質問は授業中に行うこと。その他の場合は、所定の方法で教員にアポイントメントを取ること。
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