2015年度工学院大学 建築学部

基礎設計・図法(Introduction to Architectural Design,Theory of Design)[5109]

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2単位
鈴木 敏彦 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
半田 雅俊 非常勤講師  
村山 隆司 非常勤講師  
小川 真樹 非常勤講師  
後藤  治 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
香川  浩 非常勤講師  
   
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
製図のための基本的な技術を習得し、図面や模型から空間を読み解く力を学ぶ。
また、3次元である家具・プロダクト、インテリア、建築のデザインを2次元の図面上で表現する各種手法を理解し、これらを総合的に表現するトータル・デザインの表現技法を身につける。

<受講にあたっての前提条件>
指定教科書を熟読し理解すること。また、製図用具を入手すること。

<具体的な到達目標>
具体的な達成目標は以下の6点である。
1)家具・プロダクトの図面を通して三面図の基本的な考え方を理解する。
2)インテリアの演習を通してモノと空間のスケール感覚を身につける。
3)インテリアの基本図(平面図、展開図)を解読でき、描けるようになる。
4)建築の基本図(配置図、平面図、断面図、立面図)が解読でき、描けるようになる。
5)透視図の原理を理解し、基本的な透視図が描けるようになる。
6)図面を立体的に表現できるようになる。

<授業計画及び準備学習>
1部「基礎設計・図法」は3クラスに分かれて実施される。各クラスで取り上げる課題内容、一部の授業の進行などは異なるが、「授業のねらい」、「受講にあたっての前提条件」、「具体的な達成目標」、および、基本的な進行は3クラス共通である。

1.建築製図入門
ー製図用具の説明、使い方、および、基本的な線の引き方などの図法の基本ー
製図用具の使い方。基本的な線の引き方、着彩の方法、等図法の基礎
準備学習:製図用具の入手。教科書pp.8〜32の予習
2.身近なものを表現してみよう(1)
椅子の三面図(着彩)の描き方
準備学習:教科書pp.8〜32の予習
3.身近なものを表現してみよう(2)
椅子の模型のつくりかた
準備学習:教科書pp.8〜32の予習
4.身近なものを表現してみよう(3)
インテリア平面図の描き方
準備学習:教科書pp.33〜43の予習
5.短期自由課題(1)
インテリア展開図の描き方
準備学習:教科書pp.44〜49の予習
6.短期自由課題(2)
インテリアパースの描き方
準備学習:教科書pp.50〜43の予習
7.短期自由課題(3)
インテリア模型のつくり方
準備学習:教科書pp.56〜60の予習
8.建築の図法(1)
建築の平面図の描き方
準備学習:教科書pp.62〜71の予習
9.建築の図法(2)
建築の立面図、断面図の描き方
準備学習:教科書pp.72〜83の予習
10.建築の図法(3)
アクソノメトリック図の描き方
準備学習:教科書pp.84〜89の予習
11.建築の図法(4)
建築図面のプレゼンテーションテクニック
準備学習:教科書pp.90〜98の予習
12.建築の図法(5)
建築模型のつくり方
準備学習:教科書pp.100〜106の予習
13.プレゼンテーションの技法
プレゼンテーションボードのつくり方
準備学習:教科書pp.98〜99の予習
14.総評
準備学習:教科書全体を復習し、理解する。
15.成績評価

最終案は『2015年度建築設計課題及び案内』の該当ページに提示されるので、そちらを参照すべし。

<成績評価方法>
1)全課題の平均点(85%)に当日演習の得点(15%)を加味した総合評価によって評価する。GradeD以上の者に単位を認定する。
2)ビハインド提出(課題提出時間に少しでも遅れてしまった提出)の場合は、その課題の得点が半分となる。目安としては3回を超えてビハインド提出すると単位修得は不可能に近くなるので注意すること。
3)未完成の課題の提出は認められない。必ず完成させること。
4)模型課題だけはビハインド提出は認めない。ゆえに未完成でも提出日当日に必ず提出すること。
5)当日演習以外の課題の提出は、提出日の午前9時から9時15分までの間とする。これを過ぎると期限外提出となって減点となる。

<教科書>
書名:北欧の巨匠に学ぶ図法
ー家具・インテリア・建築デザイン基礎ー
著者名:鈴木敏彦+大塚篤+小川真樹+半田雅俊+村山隆司
出版社名:彰国社

<参考書>
書名:アルネ・ヤコブセンの建築とデザイン
著者名:写真=吉村行雄 文=鈴木敏彦
出版社名:TOTO出版

<オフィスアワー>
金曜日 9:00〜9:20および12:30〜13:00
ただし、授業の内容についての質問は授業中に行うこと。
その他の場合は、下記のメイル・アドレス宛てにアポイントメントを必ず要請すること。
suzuki@atelier-opa.com

<備 考>
教科書、参考書については以下を参照、
(1)http://www.atelier-opa.com/suzuki-lab/zuhou-book.html
(2)http://www.atelier-opa.com/books/jacobsen-architecture-and-design.html

<参考ホームページアドレス>
www.atelier-opa.com


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