2015年度工学院大学 建築学部

総合文化アカデミックスキル(Academic Skills for Liberal Arts)[4114]

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2単位
林  真理 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
長谷川 憲 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
石川 敬史 非常勤講師  
勝田 由美 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
この授業では、大学生としての「主体的な学び」を実践できるよう、図書館やインターネットなどを利用した情報検察の方法を学びながら、柔軟な考え方と論理的な思考力、学問的成果を社会に伝えるための表現力、コミュニケーション力を養います。

<受講にあたっての前提条件>
前期と違って、条件は特にありません。

<具体的な到達目標>
1.批判的に考え、論理的に意見をまとめる力を養う
2.様々な学問分野に触れ、柔軟な考え方を身につける
3.図書館やインターネットなどを利用した情報検察に習熟する
4.不正な研究行為を行わないアカデミックモラルを身につける
5.説得力のある文章の書き方、口頭発表の仕方を身につける
6.クラスメートと切磋琢磨することで、批評眼に磨きをかける

<授業計画及び準備学習>
1.授業ガイダンス(勝田、長谷川、林)
 準備学習:この科目のシラバスを読んでくる。
2.スキルはじめの一歩:記録する技術(林)
 準備学習:高校時代の自分の授業ノートを振り返っておく。
3.事実と価値を区別する(林)
 準備学習:「メディアリテラシー」という言葉について調べておく。
4.問題を発見する=疑問、関心(林)
 準備学習:課題プリントで復習をしておく。
5.問題を論じる=「立場」の理解と自覚(林)
 準備学習:前回の授業のノートを整理し、復習をしておく。
6.今和次郎「考現学」に学ぶ(石川)
 準備学習:インターネットで「○○考現学」を検索(例:マスコミ考現学)、どのような言葉が流布されているか調べておく。
7.概念や枠組みによる対象の分析(1):近代化と都市(勝田)
 準備学習:都市の「機能」について検索をかけてみる
8.概念や枠組みによる対象の分析(2):都市社会学の誕生(勝田)
 準備学習:都市の「内部構造」について検索をかけてみる
9.概念や枠組みによる対象の分析(3):都市のコミュニティ(勝田)
 準備学習:「都市化によって人間関係は希薄になる」という考え方について自分の意見をまとめてくる
10.概念や枠組みによる対象の分析(4):高度成長とコミュニティ(勝田)
 準備学習:「都市とコミュニティ」についてレポートを書いてくる
11.グループ学習、共同研究への誘い(長谷川)
 準備学習:グループ学習のやり方について、考えておく。
12.アイデアを出し合う/アイデアをまとめる(長谷川)
 準備学習:説得力のある表現とはどういうものか、考えておく。
13.デザインを考える/プレゼンを考える(長谷川)
 準備学習:評価されるプレゼンとはどういうものか、考えておく。
14.グループ学習、成果の発表(勝田、林、長谷川)
 準備学習:これまでに提出したレポートのコピーを読み返しておく。
15.学習成果の振り返り(勝田、林、長谷川)

<成績評価方法>
各教員がレポート課題や平常点に基づいて算出した点数を合算して評価し、A+〜Fの6段階のGradeで評価し、D以上の者に単位を認める。評価割合は複数回担当する教員がおのおの3/10、一回のみ担当する教員が1/10。各教員が必須とした課題をすべて提出していることが、単位修得の必要条件である。

<教科書>
なし。

<参考書>
授業の中でその都度指示する。

<オフィスアワー>
授業後に教室で対応する。

<学生へのメッセージ>
どんな建築も、人間が使用するものであること、社会と共にあるということは間違いありません。だからこそ、建築を学ぶためには、人間および社会に対する深い理解が求められます。そのための足場作りをぜひ大学時代に行って下さい。


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