2015年度工学院大学 建築学部

微分積分I(Calculus I)[3212]

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2単位
河野 真士 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
1変数関数の微分積分について学習する。微分方程式や多変数関数の微分積分など、更に高度な数学を学ぶための基礎となる科目である.

<受講にあたっての前提条件>
「基礎数学」を既に履修している、もしくは同等以上の基礎力を有していることが必要です。

<具体的な到達目標>
・初等関数の導関数の計算ができる。
・導関数を用いて不定形の極限値の計算ができる。
・導関数を用いて関数の増減・極値の計算ができる。
・初等関数の不定積分の計算ができる。
・定積分を用いて面積・体積などの計算ができる。

<授業計画及び準備学習>
第1週  微分係数と導関数
    準備学習:前期基礎数学で学習した微分の復習をしておく事。
         教科書pp.15-19の解説を読み、理解しておく事。
第2週  導関数の基本的公式
    準備学習:教科書pp.20-23の解説を読み、理解しておく事。
         特に積・商の微分法の公式を理解しておく事。
第3週  べき関数の導関数
    準備学習:教科書pp.20-23の解説を読み、理解しておく事。
         特に合成関数の微分法の公式を理解しておく事。
第4週  対数関数と指数関数の導関数
    準備学習:前期基礎数学で学習した指数関数・対数関数の復習をしておく事。
         教科書pp.27-32の解説を読み、理解しておく事。
第5週  三角関数と逆三角関数の導関数
    準備学習:前期基礎数学で学習した三角関数の復習をしておく事。
         教科書pp.33-39及びpp.42-46の解説を読み、理解しておく事。
第6週  高階導関数とその応用
    準備学習:教科書pp.47-52の解説を読み、理解しておく事。
第7週  不定形の極限値
    準備学習:教科書pp.53-59の解説を読み、理解しておく事。
第8週  テイラー展開とその応用
    準備学習:教科書pp.60-68の解説を読み、理解しておく事。
第9週  関数の増減・極値
    準備学習:教科書pp.69-73の解説を読み、理解しておく事。
第10週 初等関数の不定積分
    準備学習:前期基礎数学で学習した積分の復習をしておく事。
         教科書pp.89-92の解説を読み、理解しておく事。
第11週 置換積分法と部分積分法およびその応用
    準備学習:教科書pp.93-97の解説を読み、理解しておく事。
第12週 有理関数の積分計算
    準備学習:教科書pp.98-101の解説を読み、理解しておく事。
第13週 定積分の計算
    準備学習:教科書pp.78-83及びpp.106-109の解説を読み、理解しておく事。
第14週 積分による面積、曲線の長さ、回転体の体積の計算
    準備学習:教科書pp.112-120の解説を読み、理解しておく事。
第15週 定期試験
    準備学習:後期に学習した内容の総復習を行い、試験に備える事。

<成績評価方法>
期末試験100%。2015年入学者は到達目標に照らして、6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し、D以上の者に単位を認める。2014年以前入学者は60点以上で単位を認める。

<教科書>
「理工系の基礎 微分積分」石原繁、浅野重初共著(裳華房)

<参考書>
高等学校で用いた数学の参考書(数学II・B、できれば数学III・Cも)を併用すると理解が深まる。

<オフィスアワー>
授業前後

<学生へのメッセージ>
予習・復習をしっかり行い授業に臨む事。
日頃の学習の積み重ねが重要であり、1度覚えた公式などは、その後の授業でも使えるようになって欲しい。


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