2015年度工学院大学 建築学部

構造力学演習I(Exercise of Structural Mechanics I)[2419]

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1単位
宮村 正光 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
久田 嘉章 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
西村 彰敏 非常勤講師  
鱒沢  曜 非常勤講師  
山下 哲郎 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
毎回基礎的な問題から、応用問題まで、構造力学を理解するために必要な様々な問題が出されます。自分自身で問題を解くことによって、構造力学の授業を聴いて分かったつもりでも、意外と問題が解けなかったり、授業では理解できなかった解き方がわかってきます。また、演習の授業では建築系学科の受講者を複数の教室に分け、それぞれ少人数のクラスで教員とTA(大学院生)が指導にあたります。日頃教員には質問し難いところも、先輩のTAであれは気楽に質問できるかもしれません。色々な問題を実際に解くことで、自分自身の理解度を確かめ、構造力学の基本を学んでください。

<受講にあたっての前提条件>
構造力学1の授業内容をより理解するため、さまざまな演習問題を解きます。
計算の基礎になる、数学、物理に関心を高めてください。

<具体的な到達目標>
支持形式の異なる梁、ラーメン、トラスなどの静定構造物に、集中荷重や分布荷重が作用した時の反力と応力の具体的な計算方法を習得し、軸力、せん断力、曲げモーメント図を描けるレベルを目指します。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス、クラス分けテスト
2.力の合成、分解と力のつりあい
3.荷重の算定、力のモーメント
4.支点反力(1)
5.支点反力(2)
6.静定梁の応力(1)集中荷重
7.静定梁の応力(2)分布荷重とモーメント荷重
8.静定ラーメンの応力(1)
9.静定ラーメンの応力(2)
10.静定トラスの応力(1)
11.静定トラスの応力(2)
12.ヒンジ付ラーメンの応力
13.復習(1)
14.復習(2)
15.達成度の確認
準備学習:構造力学1で学んだ重要な箇所を復習しておくこと。特に再履修生は疑問点を整理し、質問する準備をしておいてください。

<成績評価方法>
演習の取り組みと提出物を50点、最終試験結果を50点として評価します。
出席回数が2/3に満たない場合は、単位を認めないので、積極的に出席してください。

<教科書>
指定教科書なし。毎回演習問題、解答の配布を予定しています。

<参考書>
考えるプロセスがわかる力のつり合いを理解する構造力学、小野里 憲一 , 西村 彰敏 、彰国社
初めての建築構造力学、<建築のテキスト>編集委員会編、学芸出版社
わかる建築学 建築構造力学、安達 洋・丸田栄蔵編、学芸出版社
よくわかる構造力学の基本、松本慎也著、秀和システム
新・建築構造入門、西谷 章著、鹿島出版会
必要な資料を適宜配布します。

<オフィスアワー>
授業中に当日の課題以外の質問も受け付けます。

<学生へのメッセージ>
解らないことや疑問に思うことは遠慮なく、積極的に質問しましょう。
2年生以上でも、構造力学1が不合格となった学生はこの科目を履修することで合格率が上がります。

<備 考>
電卓と定規を持参してください。計算では平方根や累乗を用いるため、携帯電話の計算機能では不十分です。


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