2015年度工学院大学 建築学部建築デザイン学科
建築情報処理I(Information Processing for Architecture I)[6A06]
2単位 杠 公右 非常勤講師
- <授業のねらい>
- 建築空間を3次元CADを用いて立体的に構築、検討する為の基本的な技法を学習する。
レンダリング(3次元画像作成)による空間への色、質感、照明効果等の作成方法を学ぶ。 ペイントソフトを用いたパースや質感素材の作成方法を学ぶ。
- <受講にあたっての前提条件>
- コンピュータの基本的な操作方法を理解していることが望ましい。
マウス操作、ファイル管理など。
- <具体的な到達目標>
- 基本的な建築CGパースを独力で完成させる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1週 選択科目合同で行われる建築・環境情報処理演習のガイダンスにてクラス分け。
2-5週 下記1-4までのモデリングの基本操作を学ぶ。 6-7週 1-4で学んだ基本操作を元に練習課題を作成する。 8-14週 各自課題のモデルデータ作成を行う。 平行して下記5-10の内容を学ぶ。 15週 課題提出。 ----------------------------------------- 1.基本的な3次元空間操作の把握 2.基本的な3Dオブジェクトの作成 3.演算による3Dオブジェクトの加工 4.ドローイングからの3Dオブジェクトの生成 5.詳細なモデリング方法 6.レンダリングツールによるカメラの扱い 7.ライティング表現 8.テクスチャ画像の作成、質感の設定 9.3Dシーンの計算 10.ペイントツールの基本的な使い方からレタッチ、エフェクト、レイアウトの方法まで
- <成績評価方法>
- 授業を通じて作成した課題作品を講義最終日に2カット提出。
授業で習う各種手法の反映度を採点。 提出された課題作品を90%、出席を10%として評価。
- <教科書>
- 指定教科書なし
- <参考書>
- 指定参考書なし
- <オフィスアワー>
- 授業終了後30分
- <学生へのメッセージ>
- 3DCG(3次元コンピュータグラフィックス)は、設計のデザイン検討から様々なシミュレーション、
最終的なプレゼンテーションにまで活用することのできるツールです。 今日では設計をする上で欠くことのできない表現技術の一つになっています。 習得するまでは大変ですが、その価値はあります。
- <備 考>
- 授業で使うデータファイルを保存するにあたり、数百メガバイト程度の容量が必要となります。
ネットワークディスクに空きがあまり無い場合は、外付HDDやUSBメモリーなどを予め用意しておいて下さい。
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