2015年度工学院大学 建築学部建築デザイン学科

ケアと住環境(Welfare in Living Environment)[5B25]

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2単位
筧 淳夫 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
境野健太郎 准教授  
横井 郁子 非常勤講師  
水村 容子 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
高齢者の身体的、心理的な特性に対する知識をベースとして、「生活の質」の向上をめざしながら、様々な障害を有する人々に対する適切な住環境の創造に向けた基礎的理解を深めるとともに、新たな居住環境の提案能力を身につける。

<受講にあたっての前提条件>
なし

<具体的な到達目標>
●高齢者の心理的、身体的特性に関する知識を獲得する。
●高齢者の施設設計の基本的要件に関する知識を獲得する。
●高齢者の新たな居住環境に対する提案能力を身につける。

<授業計画及び準備学習>
4/10 第 1回 筧淳夫先生 概論
講義の概要を解説する。
準備学習:なし
4/17 第 2回 水村容子先生 高齢者の生活特性と住環境整備(1)
高齢者の生活特性と住要求を理解する。
準備学習:高齢者の生活特性を調べておく
4/24 第 3回 水村容子先生 高齢者の生活特性と住環境整備(2)
住環境整備に必要な手法を理解する。
準備学習:前回の授業を整理する
5/1 第 4回 水村容子先生 高齢者の生活特性と住環境整備(3)
住環境整備に関する諸制度を理解する。
準備学習:前回の授業を整理する
5/8 第 5回 筧淳夫先生 高齢者ケアの制度を理解する(1)
  グループワークにより高齢者ケアの制度を調べて取りまとめる。
準備学習:高齢者ケアの制度を調べておく
5/15 第 6回 横井郁子先生 高齢者の身体的特性と心理的特性(1)
高齢者の実像を理解する。
準備学習: なし
5/22 第 7回 横井郁子先生 高齢者の身体的特性と心理的特性(2)
高齢者の身体的特性を理解する。
準備学習:前回の授業を整理する
5/29 第 8回 横井郁子先生 高齢者の身体的特性と心理的特性(3)
高齢者の心理的特性を理解する。
準備学習:前回の授業を整理する
6/5 第 9回 筧淳夫先生 高齢者ケアの制度を理解する(2)
  グループワークの成果を発表する。
準備学習:高齢者ケアの制度をまとめておく
6/12 第10回 筧淳夫先生 高齢者の身体特性と建築
  高齢者の身体特性と建築環境との関係を理解する。
準備学習:高齢者の身体特性について調べておく
6/19 第11回 境野健太郎先生 高齢者の住環境の事例収集(1)
高齢者の生活を配慮した居住環境の事例を集める。
準備学習:高齢者の居住施設の事例を集めておく
6/26 第12回 境野健太郎先生 高齢者の住環境の事例収集(2)
高齢者向け居住環境の事例を整理して取りまとめる。
準備学習:高齢者の居住施設の事例を集めておく
7/3 第13回 境野健太郎先生 高齢者の居住環境の事例分析(1)
前2回のとりまとめを発表して、高齢者の居住環境の特性を理解する。
準備学習:前2回のまとめを行う
7/10 第14回 境野健太郎先生 高齢者の居住環境の事例分析(2)
優れた高齢者の居住環境を事例として、ケアと住環境の関係について理解を深める。
準備学習:優れた高齢者施設の事例を集めておく

<成績評価方法>
レポートにて評価を行います。
その前提として14回中10回以上の講義への出席を必須条件とします。
また数回にわたって提出を求めるレポートを100点満点で評価します。その平均点が60点以上を合格とします。

<教科書>
なし

<参考書>
浅沼由紀ほか「高齢者の住まい IS建築設計テキスト」市ヶ谷出版会

<オフィスアワー>
授業の前後
又は
kakehi@cc.kogakuin.ac.jpにメールにて連絡

<備 考>
この授業は高齢者の身体的・心理的特性を理解した上で、高齢者の生活行為に基づいた居住環境計画を提案する能力を身につける授業です。
専門的知識の獲得はもちろんのこと、これからの高齢社会で仕事をする上で、一般知識として身につけてもらいたい情報がたくさん含まれています。


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