2015年度工学院大学 建築学部建築デザイン学科

建築情報処理I(Information Processing for Architecture I)[4C22]

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2単位
後藤 敏明 非常勤講師  
栗山 克哉 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
今日ではコンピューター利用した情報処理は建築の設計、施工監理に於いて必須となっている。
本講義では主に建築設計に用いる情報処理技術を習得する。

<受講にあたっての前提条件>
二次元CADの基本的な操作手法を既に習得している事が望ましい。
また、授業時間のみですべての技法を取得する事が困難なため、自宅(3Dデザインセンターでも可)での予習、復習は必須。
出来れば、授業で用いるソフトをインストール出来るパソコン(WIN,MACどちらでも)の所有が望ましい。

<具体的な到達目標>
主にデザイン系の設計事務所で用いられているCADソフトであるVectorWorksを用いて配置、平面図の作成と三次元モデリング(オブジェクト制作)、レンダリング(画像化)手法の基礎を学ぶ。
併せて3次元フリーソフトSketchUpを用いたモデリング、レンダリング操作法を学ぶ。
また、画像処理ソフト(Photoshop)等を併せて使用した課題制作を通じ、コンピュータを用いたプレゼンテーションの技術を習得する。

<授業計画及び準備学習>
1.オリエンテーション
 授業の概要説明、受講希望表の配布

2.二次元CADの初期設定、基本操作の習得
 VectorWorksによる小住宅の配置平面図を作成し、CADによる製図手法を学ぶ。
 準備学習:オリエンテーション時に配布する履修ガイダンス資料を事前に確認しておく事。
      
3.三次元CADに依るモデリングの基本操作手法を学ぶ。
 VectorWorksによるプリミティブな三次元図形のモデリング(オブジェクト制作)を学ぶ。
 準備学習:前授業中に作成途中の配置、平面図を完成しておく事。

4.三次元CADに依るモデリングのより高度な操作手法を学ぶ。
 VectorWorksによる小住宅のモデリングを学ぶ。
 準備学習:配布資料を元にVectorWorksの操作方法を復習しておくこと。

5.三次元CADに依るレンダリング(画像化)の基本操作
 VectorWorksによるレンダリングの基本操作手法を学ぶ。
 準備学習:小住宅のモデリングを完成しておくこと。

6.プレゼンテーション手法の習得
 CADを利用して作成した平面、断面、パース等を用いてプレゼンテーションシートを作成する。
 準備学習:前週までの制作物を完成させておく事。

7.フリーソフトによるモデリング手法の習得(1)
 SketchUpを用いてより自由度の高いモデリング手法を習得する。
 準備学習:フリーソフトのため各人所有のパソコンにダウンロードし操作手法を自習しておくこと。
 フリーソフトのプログラムは授業中配布する。

8.フリーソフトによるモデリング手法の習得(2)
 SketchUpを用いて小住宅をモデリングする。
 準備学習:前週の操作を復習し各自習得しておく事。

9.フリーソフトによるモデリング手法の習得(3)
 SketchUpを用いて小住宅をモデリングする。
 準備学習:前週の操作を復習し各自習得しておく事。
     
10.フリーソフトによるレンダリング手法の習得
 SketchUpを用いてレンダリング手法を習得する。
 準備学習: SketchUpを用いたモデリングを授業前に完成しておくこと。

11.プレゼンテーション技法の習得。
 先に学習したソフトの他にPhotoShop等も用いてより高度なプレゼンテーション技法を習得する。
 準備学習:前週までに学習した様々なソフトの操作を復習しておくこと。

12.課題の作成(1)
  各自課題のモデリング
  準備学習:授業前に課題のスケッチを各自制作しておくこと。

13.課題の作成(2)
  各自課題のレンダリング
  Photoshopを用いた画像処理の手法を習得する。
  準備学習:授業前に課題のモデリングを完成しておくこと。

14.課題の完成
  各自課題のプレゼンテーションシートの作成・提出
  準備学習:授業前に課題のモデリング、レンダリングを完成しておく。

15.作成課題のプレゼンテーションと講評
  各自作成の課題を全員の前でプレゼンテーションする。
  講師による講評を行う。

<成績評価方法>
最終課題評価(100点満点)は担当する講師2名の平均点とする。
課題評価点から欠席1回につき5点減点する。
授業途中の小課題を若干評価点に加える。
以上、合計60点以上のものに単位を認める。

<教科書>
指定教科書無し
授業の前後に担当講師自作PDF資料を適宜配布する

<参考書>
「Vectorworks 2014ベーシックマスター」株式会社秀和システム発行 著者:山野大星他

<オフィスアワー>
木曜日 16:20〜17:30 3Dデザインセンター

<学生へのメッセージ>
・演習で利用するPC台数の関係上、受講者数の制限を設けます。受講者は30名とします。
・3年生オリエンテーションにて履修ガイダンスを行いますので、必ず出席してください。
 欠席した場合は希望表を配布しませんので、注意してください。

<備 考>
 パソコンの電源投入から使用ソフトの立ち上げまでに10分程度の時間が掛かります。
 初回授業時に使用ソフトの初期設定の仕方を講義いたしますので、2回目以降は授業開始時間までにパソコンの立ち上げを済ませて、速やかに授業が開始出来るよう事前に準備をしてください。
 授業で扱うCADデータは大きな容量のため、大学より各個人に割与えられたサーバーの容量を簡単に超えます。
そのため、必ずUSBメモリを授業時には用意願います。


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