2015年度工学院大学 建築学部建築学科

構造デザイン(Structural Design)[6B71]

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2単位
金箱 温春 特別専任教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
構造デザインは、普遍的な構造技術を前提とするとともにそれぞれの建築の個別性にも対応し、要求される諸条件に対してバランスを考えることが必要であり、いわば普遍性と個別性を兼ね備えたものです。本講義では、豊富な構造設計事例をそのプロセスを含めて紹介を行います。受講者は実例を通して構造デザインの原理を学び、個々の事例での構造デザインの工夫を読み取る力を養います。

<受講にあたっての前提条件>
建築の構造Uを受講していること。

<具体的な到達目標>
建築デザインと構造デザインの関連について理解する。構造デザインに意義を理解し、さまざまな架構や材料の特徴を理解する。実際の設計事例から構造のシステムを読み解く力を養う。

<授業計画及び準備学習>
1. 構造計画の意義
2. 形態と力学(鉛直荷重に対するデザイン) その1
3. 形態と力学(鉛直荷重に対するデザイン) その2
4. 形態と力学(水平荷重に対するデザイン) その1
5. 形態と力学(水平荷重に対するデザイン) その2
6. 構造材料の特性と適用(RC造)
7. 構造材料の特性と適用(鉄骨造)
8. 構造材料の特性と適用(木造)
9. ハイブリッド構造の計画
10. 複雑な機能・形態に対する構造デザイン その1
11. 複雑な機能・形態に対する構造デザイン その2
12. 敷地や基礎を考慮した構造デザイン
13. 耐震改修の構造デザイン
14. 構造計画における略算の利用
15. 復習とテスト

<成績評価方法>
授業中に行う小テストとレポート、出席により評価する。
小テスト50%、レポート30%、出席20%

<教科書>
金箱温春,「構造計画の原理と実践」,建築技術

<参考書>
JSCA構造デザインの歩み編集WG「構造デザインの歩み」,建築技術

<オフィスアワー>
授業終了後

<学生へのメッセージ>
構造力学の知識を必要としますが、計算、数式はほとんど使用しない授業です。
意匠を専攻する学生でも、構造に対する興味があれば授業内容は理解でき役に立ちます。


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