| 2015年度工学院大学 建築学部建築学科
 
 
建築情報処理I(Information Processing for Architecture I)[4C21]
 2単位
 後藤 敏明 非常勤講師
 栗山 克哉 非常勤講師
 
 
<授業のねらい>今日ではコンピューター利用した情報処理は建築の設計、施工監理に於いて必須となっている。本講義では主に建築設計に用いる情報処理技術を習得する。
<受講にあたっての前提条件>二次元CADの基本的な操作手法を既に習得している事が望ましい。また、授業時間のみですべての技法を取得する事が困難なため、自宅(3Dデザインセンターでも可)での予習、復習は必須。
 出来れば、授業で用いるソフトをインストール出来るパソコン(WIN,MACどちらでも)の所有が望ましい。
<具体的な到達目標>主にデザイン系の設計事務所で用いられているCADソフトであるVectorWorksを用いて配置、平面図の作成と三次元モデリング(オブジェクト制作)、レンダリング(画像化)手法の基礎を学ぶ。併せて3次元フリーソフトSketchUpを用いたモデリング、レンダリング操作法を学ぶ。
 また、画像処理ソフト(Photoshop)等を併せて使用した課題制作を通じ、コンピュータを用いたプレゼンテーションの技術を習得する。
<授業計画及び準備学習>1.オリエンテーション授業の概要説明、受講希望表の配布
 
 2.二次元CADの初期設定、基本操作の習得
 VectorWorksによる小住宅の配置平面図を作成し、CADによる製図手法を学ぶ。
 準備学習:オリエンテーション時に配布する履修ガイダンス資料を事前に確認しておく事。
 
 3.三次元CADに依るモデリングの基本操作手法を学ぶ。
 VectorWorksによるプリミティブな三次元図形のモデリング(オブジェクト制作)を学ぶ。
 準備学習:前授業中に作成途中の配置、平面図を完成しておく事。
 
 4.三次元CADに依るモデリングのより高度な操作手法を学ぶ。
 VectorWorksによる小住宅のモデリングを学ぶ。
 準備学習:配布資料を元にVectorWorksの操作方法を復習しておくこと。
 
 5.三次元CADに依るレンダリング(画像化)の基本操作
 VectorWorksによるレンダリングの基本操作手法を学ぶ。
 準備学習:小住宅のモデリングを完成しておくこと。
 
 6.プレゼンテーション手法の習得
 CADを利用して作成した平面、断面、パース等を用いてプレゼンテーションシートを作成する。
 準備学習:前週までの制作物を完成させておく事。
 
 7.フリーソフトによるモデリング手法の習得(1)
 SketchUpを用いてより自由度の高いモデリング手法を習得する。
 準備学習:フリーソフトのため各人所有のパソコンにダウンロードし操作手法を自習しておくこと。
 フリーソフトのプログラムは授業中配布する。
 
 8.フリーソフトによるモデリング手法の習得(2)
 SketchUpを用いて小住宅をモデリングする。
 準備学習:前週の操作を復習し各自習得しておく事。
 
 9.フリーソフトによるモデリング手法の習得(3)
 SketchUpを用いて小住宅をモデリングする。
 準備学習:前週の操作を復習し各自習得しておく事。
 
 10.フリーソフトによるレンダリング手法の習得
 SketchUpを用いてレンダリング手法を習得する。
 準備学習: SketchUpを用いたモデリングを授業前に完成しておくこと。
 
 11.プレゼンテーション技法の習得。
 先に学習したソフトの他にPhotoShop等も用いてより高度なプレゼンテーション技法を習得する。
 準備学習:前週までに学習した様々なソフトの操作を復習しておくこと。
 
 12.課題の作成(1)
 各自課題のモデリング
 準備学習:授業前に課題のスケッチを各自制作しておくこと。
 
 13.課題の作成(2)
 各自課題のレンダリング
 Photoshopを用いた画像処理の手法を習得する。
 準備学習:授業前に課題のモデリングを完成しておくこと。
 
 14.課題の完成
 各自課題のプレゼンテーションシートの作成・提出
 準備学習:授業前に課題のモデリング、レンダリングを完成しておく。
 
 15.作成課題のプレゼンテーションと講評
 各自作成の課題を全員の前でプレゼンテーションする。
 講師による講評を行う。
<成績評価方法>最終課題評価(100点満点)は担当する講師2名の平均点とする。課題評価点から欠席1回につき5点減点する。
 授業途中の小課題を若干評価点に加える。
 以上、合計60点以上のものに単位を認める。
<教科書>指定教科書無し授業の前後に担当講師自作PDF資料を適宜配布する
<参考書>「Vectorworks 2014ベーシックマスター」株式会社秀和システム発行 著者:山野大星他<オフィスアワー>木曜日 16:20〜17:30 3Dデザインセンター<学生へのメッセージ>・演習で利用するPC台数の関係上、受講者数の制限を設けます。受講者は30名とします。・3年生オリエンテーションにて履修ガイダンスを行いますので、必ず出席してください。
 欠席した場合は希望表を配布しませんので、注意してください。
<備 考>パソコンの電源投入から使用ソフトの立ち上げまでに10分程度の時間が掛かります。初回授業時に使用ソフトの初期設定の仕方を講義いたしますので、2回目以降は授業開始時間までにパソコンの立ち上げを済ませて、速やかに授業が開始出来るよう事前に準備をしてください。
 授業で扱うCADデータは大きな容量のため、大学より各個人に割与えられたサーバーの容量を簡単に超えます。
 そのため、必ずUSBメモリを授業時には用意願います。
 
 
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