2015年度工学院大学 建築学部まちづくり学科
建築情報処理II(Information Processing for Architecture II)[5C09]
2単位 村上 正浩 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
| 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 地理情報システム(GIS)を用いた空間解析手法を学び、都市計画・防災分野にGISを応用できる知識を身につける。
- <受講にあたっての前提条件>
- 建築情報処理Tを受講し、GISの基本機能が理解できていること。
- <具体的な到達目標>
- ・地理情報のデータ構造・投影法・座標系を理解し、GISを用いて空間解析を行うことができる。
・都市計画・防災分野の分析にGISを応用できる。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1回 ガイダンス
演習の進め方とレポート課題の内容・評価基準について説明する。 準備学習:建築情報処理1で学んだGISの基礎について復習しておく。
第2回 データ構造 投影法と座標系、データ構造を理解する。 準備学習:地図の投影法と座標系を理解しておく。
第3回 GISの基礎(1) 地図の表示、属性の追加、主題図の作成の機能を理解する。 準備学習:建築情報処理1の演習テキスト(GIS)を復習しておく。
第4回 GISの基礎(2) GISによる空間検索の機能を理解する。 準備学習:建築情報処理1の演習テキスト(GIS)を復習しておく。
第5回 GISの基礎(3) GISによる空間解析の機能を理解する。 準備学習:建築情報処理1の演習テキスト(GIS)を復習しておく。
第6回 大規模地震後の帰宅経路の安全性の検証(1) 空間検索およびアドレスマッチングの機能を理解する。 準備学習:GISの基本機能、空間検索機能を復習しておく。
第7回 大規模地震後の帰宅経路の安全性の検証(2) レイヤー間での空間解析機能を理解する。 準備学習:GISの空間解析機能を復習しておく。
第8回 都内の高齢者福祉施設の安全性の検証(1) 空間検索およびアドレスマッチングの機能を応用し、空間解析手法を学ぶ。 準備学習:GISの基本機能、空間検索機能を復習しておく。
第9回 都内の高齢者福祉施設の安全性の検証(2) レイヤー間での空間解析機能を応用し、空間解析手法を学ぶ。 準備学習:GISの空間解析機能を復習しておく。
第10回 都市基盤情報を用いた総合演習(1) 新宿区の土地利用現況に関するデータを用いて、空間検索およびアドレスマッチングの機能の応用手法を学ぶ。 準備学習:これまでの演習を復習しておく。
第11回 都市基盤情報を用いた総合演習(2) 新宿区の土地利用現況に関するデータを用いて、レイヤー間での空間解析機能の応用手法を学ぶ。 準備学習:これまでの演習を復習しておく。
第12回 都市基盤情報を用いた総合演習(3) 東京都の土地利用現況および3次メッシュに関するデータを用いて、空間検索およびアドレスマッチングの機能の応用手法を学ぶ。 準備学習:これまでの演習を復習しておく。
第13回 都市基盤情報を用いた総合演習(4) 東京都の土地利用現況および3次メッシュに関するデータを用いて、レイヤー間での空間解析機能の応用手法を学ぶ。 準備学習:これまでの演習を復習しておく。
第14回 都市基盤情報を用いた総合演習(5) プログラム言語によるGISのカスタマイズ手法を理解する。 準備学習:情報処理Bで学んだVisual Basicを復習しておく。
第15回 学習成果の確認 レポート課題を作成し、提出する。
- <成績評価方法>
- 4つのレポート課題を総合的に評価し、合計60点以上を合格とする。
- <教科書>
- 講義中に資料を配布する
- <参考書>
- ・「SIS入門 − 基礎から学ぶGIS」、鍋島美奈子・榊愛、(株)古今書院
・「基礎からわかるGIS 」、古田 均・田中 成典・吉川 真・北川 悦司、森北出版株式会社
- <オフィスアワー>
- オフィスアワー 月曜日〜金曜日 18:00〜19:00 ただし事前に予定を確認のこと。
E-mail:murakami@cc.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- ・講義を行う3DデザインセンターのPC台数の関係上、受講者数の制限を設けます。受講者は25名とします。
・第1回目のガイダンスにて受講者数の確認を行いますので、必ず出席してください。欠席した場合には履修を認めませんので、注意してください。 ・受講者が25名を超える場合には3年次前期までの評定値をもとに受講者を決定しますので、受講できないこともあります。
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