2015年度工学院大学 建築学部まちづくり学科
建築音響(Architectural Acoustic)[4A13]
2単位 田中 康信 非常勤講師
- <学位授与の方針>
| 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 建築設計を行う上で必要になる、快適な音環境を構築していくための音の基礎を学び、建築と音響の関わりを理解すること。建築音響設計を行う上で気をつけなければならない事項を自分で挙げられるようになることを目標とする。
- <受講にあたっての前提条件>
- 対数、三角関数などの初等的な数学の知識を有していること。
- <具体的な到達目標>
- 建築と音響の関わりを理解し、基礎的な音響技術を習得し、実際の問題に応用できる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. 建築と音の関わり
2. 音の物理(強さ、周波数、伝搬等) 3. 音の心理(感覚量、マスキング等) 4. 音の反射・吸収・透過 5. 吸音性能と残響時間 6. 単層壁の遮音性能 7. 二重壁・塀による遮音 8. 固体音の遮断 9. 床衝撃音 10. 騒音の評価 11. 騒音防止計画概説 12. 室内音響の評価 13. 室内音響計画概説 14. 補講 15. 学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法>
- レポートと定期試験の総合点で評価します。60 点以上の履修者に単位を認めます。
- <教科書>
- 指定教科書なし
- <参考書>
- 前川純一・森本政之・阪上公博著 「建築・環境音響学 第3版」 (共立出版)
- <オフィスアワー>
- 授業終了後
- <学生へのメッセージ>
- 建築と音響は密接な関係があります。しかし、音は目に見えないため、なかなか理論的な理解は難しいものです。この授業では、なるべく身近な音の現象をもとに音の基礎を学び、将来音の問題に接した時に紐解ける緒を持てるような授業にしたいと思っています。
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