2015年度工学院大学 建築学部まちづくり学科

地域住環境計画(Planning of Neighborhood En vironment)[3B11]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
中島 裕輔 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
居住者の視点に立ってまちづくりを考える場合、地域・都市との関係性をふまえて住環境をとらえる必要がある。住宅の快適性確保、注目されている様々な省エネ型の住宅設備に加えて、地域・都市の土地利用、生態系との関係、熱環境対策、エネルギーシステムなど、快適で住みやすい住環境計画のための知識を学ぶ。

<受講にあたっての前提条件>
環境工学I、環境工学II、設備計画を履修し、環境工学と住宅設備の基礎知識を習得していることが望ましい。
また、まちづくり学科の学生は、まちづくり演習と平行して履修することが望ましい。

<具体的な到達目標>
住宅設備、地域・都市の土地利用、空間構成、生態系との関係、熱環境対策などの知識を総合的に理解・修得し、快適で住みやすい住環境計画を考え実践する基礎力を身につけることを目標とする。

<授業計画及び準備学習>
第1回 ガイダンス 住環境とは
第2回 地域・都市の気候と熱環境 (1)
第3回 地域・都市の気候と熱環境 (2)
第4回 エネルギーの面的利用
第5回 地域・都市のエネルギーシステム
※第2回〜第5回については、主に参考書(1)〜(2)を予習復習の参考とすること。
第6回 生態系と関係性のデザイン
第7回 パーマカルチャー的視点からの住環境デザイン
第8回 パーマカルチャーデザイン事例
第9回 地産地消の家づくり
※第6回〜第9回については、主に参考書(3)〜(7)を予習復習の参考とすること。
第10回 自然素材利用と環境性能の調査例
第11回 住宅の環境性能と快適性
第12回 住宅設備とエネルギー
第13回 ライフスタイルとHEMS
第14回 環境に配慮したまちづくり
※第10回〜第14回については、主に参考書(6)〜(8)を予習復習の参考とすること。
第15回 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法>
数回予定しているレポート課題は主として理解度確認のために実施し、成績は期末試験結果で評価する。
60点以上で合格とする。

<教科書>
特になし。

<参考書>
(1) 都市環境学(都市環境学教材編集委員会編),森北出版
(2) 都市・地域エネルギーシステム(佐土原聡・中島裕輔他 著),鹿島出版会
(3) パーマカルチャーしよう! 愉しく心地よい暮らしのつくり方,自然食通信社
(4) パーマカルチャー 農的暮らしの永久デザイン(ビル・モリソン著),農文協
(5) パーマカルチャー 自給自立の農的暮らしに(パーマカルチャーセンタージャパン編),創森社
(6) 畑がついているエコアパートをつくろう(平田裕之・山田貴宏 著),自然食通信社
(7) 里山長屋をたのしむ(山田貴宏 著),学芸出版社
(8) ZED Book ゼロエネルギー建築(高口洋人・中島裕輔 訳),鹿島出版会

<オフィスアワー>
随時。連絡先等は建築学部の学修ガイダンスを参照のこと。


このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2015 Kogakuin University. All Rights Reserved.