| 2015年度工学院大学 第1部情報通信工学科
 
 
教育者のための遊びの指導法(Let's Lead Playing)[4507]
 2単位
 尾高  進 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
<授業のねらい> ここでいう遊びとは巷にあふれているゲーム機等によるものではなく、ものを作ったり、人間同士によるものである。遊びは、それを指導される子ども・青年にとっては、体を動かしたり仲間と触れあったりする機会をもつことができる、という点で有効な教育活動である。他方、遊びは、それを指導する側にとっても、集団に対する指示の出し方を学ぶ等、指導力の向上に資することができる。
 また、ものを作って遊ぶことは、そのこと自体がたのしいだけでなく、ものを作ることを通して世界をとらえることにもつながっていく。
 この授業では、実際に遊ぶことを通して以上のことを学んでもらいたいと考えている。
<受講にあたっての前提条件> 授業の趣旨からいって、遊びを通して何かを学ぶことができる(それが何かは、今は分からないにしても)、という姿勢であること。それ以外の前提条件は特にない。
<具体的な到達目標>1.授業で取り扱う遊びに一定程度慣れること。2.遊びを通して学ぶことができることは何か考えられること。
<授業計画及び準備学習>1.自己紹介、ブーメラン2.コマ(1)缶ゴマ
 3.コマ(2)ベーゴマ
 4.かみつきへび
 5.アイソアクシス
 6.折り紙
 7.ひと裁ち折り
 8.紙ドミノ
 9.紙の立体パズル
 10.紙ヒコーキ(1)紙ヒコーキ
 11.紙ヒコーキ(2)飛行リング、フライングリング、ペラペラグライダー
 12.紙バンドの球
 13.集団遊び
 14.樹木探し
 15.鬼遊び
 
 ※詳細は受講者のみなさんと相談して進めたい。したがって、変更の可能性もある。
 ※特段の準備学習は必要ないが、授業で扱った遊びについて、授業外でも触れてみることが望ましい。
 ※2015年度は、前期に授業を実施する(毎週開講する)。
 ※初回の授業は4月16日に開講する。
<成績評価方法> この授業は講義形式ではなく、受講者が積極的に授業に参加することを通して力をつけてもらうワークショップ型の授業である。従って、遊びの指導を実際に行うことを通して、集団に対する指導力について、将来の教育者として求められる水準に十分達することが求められる。しかし、この力は一朝一夕にはつかない。したがって、授業で扱った遊びに一定程度慣れたと判断できる者を到達目標に達したとし、単位を与える。
<教科書> 特に指定しない。必要に応じて資料を配付する。<参考書> 特に指定しない。必要に応じて紹介する。<オフィスアワー> 授業の前後、教室または講師室にて。それ以外はメールで約束の上、対応します。odaka@cc.kogakuin.ac.jp
<学生へのメッセージ> 教師志望でなくても、2部の学生でも大歓迎です。単位が必要なければ、自由に遊びに来てもらってもけっこうです。 
 
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