| 2015年度工学院大学 第1部情報通信工学科
 
 
△フランス語II(French II)[2586]
 2単位
 沼田 憲治 非常勤講師
 
 
<授業のねらい>この授業は、すでにフランス語を1年間学習した学生を対象に、この言語の基礎的な部分を固めつつ、会話力・読解力を身につけて、より実践的なレベルに到達することをねらいとする。<受講にあたっての前提条件>フランス語Tをすでに履修済みであること。<具体的な到達目標>(1)日常生活でよく使われる易しい会話ができ、自分の考えや気持ちをフランス語で伝えることができるようにすること。(2)半年でフランス語検定4級に、1年後には3級に合格するだけの実力をつけること。
<授業計画及び準備学習>1. フランス語をなぜ学ぶのか?/初級フランス語習熟度チェック/仏和辞典について2. 実力診断テスト/êtreとavoirの活用/-er動詞・-ir動詞の活用/数字1
 3. 挨拶のヴァリエーション/代名詞のまとめ/形容詞のまとめ/avoirを使った熟語/語彙を増やそう1
 4. 提示表現のまとめ/限定詞(冠詞・所有形容詞・指示形容詞)のまとめ/不規則動詞のまとめ/否定表現のまとめ/数字2
 5. 疑問詞のまとめ/助動詞のまとめ/前置詞のまとめ/方向・位置関係の表現/数字3/シャンソンを聴く1
 6. 非人称構文/比較級/on・çaの用法/検定5級のまとめ/語彙を増やそう2
 7. 直接目的補語人称代名詞/基本6文型/映画を見る1
 8. 間接目的補語人称代名詞/語彙を増やそう3/数字4
 9. 直接・間接目的補語人称代名詞のまとめ/肯定命令と否定命令/代名動詞/過去問研究1
 10. 一日の日課を言う/数字5/語彙を増やそう4/シャンソンを聴く2
 11. 複合過去1/過去分詞の作り方/指示代名詞/過去問研究2
 12. 複合過去2/過去分詞の性数一致 /数字6/過去問研究3
 13. 複合過去のまとめ/語彙を増やそう5/過去問研究4
 14. 長文問題研究1/過去問研究5
 15. 夏休みの課題指示/前期のまとめと解説
 16. 夏休みの課題提出/前期のポイントおさらい/半過去
 17. 複合過去と半過去の使い分け/語彙を増やそう6/過去問研究6
 18. 最上級/ジェロンディフ/過去問研究7/長文問題研究2/数字7
 19. 単純未来/中性代名詞/語彙を増やそう7/過去問研究8
 20. 動詞のまとめ/不定詞表現のまとめ/仏検模擬テスト1/数字8
 21. 関係代名詞/強調構文/熟語・慣用表現のまとめ/リスニングのまとめ
 22. 受動態/数量表現のまとめ/長文問題研究3/仏検模擬テスト2
 23. 検定3・4級受験対策総まとめ/シャンソンを聴く3
 24. フランス文化の紹介1/映画を見る2
 25. 場面別会話1/前未来/大過去
 26. 場面別会話2/条件法/フランス文化の紹介2
 27. 場面別会話3/不定代名詞/所有代名詞/映画を見る3
 28. 場面別会話4/接続法/話法
 29. 文法の整理/フランス文化の紹介3
 30. 後期のまとめと解説/1年間を振り返って
<成績評価方法>評価は以下のような配分で行う。 1 前期末試験(30%)、2 後期末試験(30%)、3 小テスト(20%)、4 宿題・レポート(10%)、5 授業への参加具合(10%)
 前・後期末試験は、履修人数によっては、筆記試験に加え口頭試験も実施する。仏検5級もしくは4級を受験した人は、合否にかかわらず、成績評価の際にさらに加点する。
<教科書>『シートで覚えるフランス語入門−−5級・4級仏検ゲット!(CD付)/ Bouquet de français』(石川光一・石川弘子著、駿河台出版社)定価2300円。<参考書>仏和辞典を用意すること。プチ・ロワイヤル仏和辞典(旺文社)、ディコ仏和辞典(白水社)のいずれかを勧めるが、自分で気に入ったものがあれば、他のものでもよい(電子辞書も可)。<オフィスアワー>授業終了後。<学生へのメッセージ>仏検4級もしくは3級を積極的に受験することが求められる。到達目標を達成するため、文法の理解と表現のマスターを中心に授業を進めていく。前期は1年次で学んだことの復習に加え、複合過去等新しい項目まで視野に入れる。後期は場面別会話や過去問によるより実践的な仏検対策が中心となる。また、数字をはじめ、仏検の合否に大きな比重を占めるリスニングの練習にも力を入れる。
 教科書は2年次はもちろん、1年次の内容も網羅されているので、復習するのに不自由はないはずだ。付属のCDも十二分に活用し、リスニング対策や授業の予習に役立ててほしい。普段から、日常的に、まるで音楽を聴くようにフランス語の音に馴染むことは、この言語の習得の上で非常に有効な手段である。また、ノートを重視して欲しい。毎回、しっかりとノートをとることで、授業の流れを把握し、検定試験や期末試験に備えること。
 授業では随時、シャンソンを聴いたり、ビデオを見たりする他、教師の実体験に基づくフランス文化の紹介も行う。フランスの「ことば」ばかりでなく、「文化」にも興味をもってほしい。
 
 
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