2015年度工学院大学 第1部情報通信工学科

移動通信工学(Mobile Communication Engineering)[3C10]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
大塚 裕幸 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
情報通信ネットワーク、特に移動通信(携帯電話)の基本技術を習得する。
・移動通信の基本技術、要素技術を理解する。
・理解した移動通信技術を用いて、移動通信システムの性能を評価できる。

<受講にあたっての前提条件>
前期の電波通信工学を習得していることが望ましい。

<具体的な到達目標>
本科目では、移動通信特有の電波伝搬、ネットワーク信号処理技術を理解する。また、変復調技術、マルチアンテナ技術を習得し、移動通信システム全体の構成、通信性能を理解することが本科目の目標である。

<授業計画及び準備学習>
1.移動通信の最新技術動向(国内、海外)
2.移動通信の歴史
3.移動通信の要素技術1(位置登録、ページング)
4.移動通信の要素技術2(ハンドオーバー、ローミング)
5.移動通信の電波伝搬
6.移動通信におけるフェージング
7.アクセス方式
8.デュープレックス(FDD/TDD)
9.マルチアンテナ技術(送受信ダイバーシチ)
10.マルチアンテナ技術(信号多重MIMO)
11.移動通信における変調と復調
12.信号誤り率特性、スループット特性の解析
13.スケジューリング手法
14.具体的な移動通信システムの構成
15.学習成果の確認(期末試験)

<成績評価方法>
原則として定期試験で評価、60点以上の者に単位を認める。ただし、中間試験、レポート内容等を勘案する。

<教科書>
検討中

<参考書>
授業で提示

<オフィスアワー>
原則は、水曜日3時限目。

<学生へのメッセージ>
基本的には配布資料(あるいはパワーポイント)に基づいて講義を進める。内容は、企業経験をもとにした実務的な面を盛り込む予定である。

<備 考>
特になし。


このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2015 Kogakuin University. All Rights Reserved.