2015年度工学院大学 第1部情報通信工学科

ディジタル電子回路I(Digital Electronic Circuit I)[6365]

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2単位
岡田  隆 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
デジタル情報社会の根幹となるディジタル回路の基本を習得することを目的とする。特に、スイッチング作用と2進数などの数体系、基本論理回路と論理代数(ブール代数)、カルノー図による論理式の簡単化、ディジタルICの種類と電気的特性、複合論理ゲートと加算回路についての理解を深めていく。

<受講にあたっての前提条件>
「アナログ電子回路I」を並行して履修していることが望ましい。

<具体的な到達目標>
・半導体素子によるデジタル回路動作を理解。
・基本論理回路の論理の理解。
・論理代数が扱えるようになること。
・ディジタル演算回路の動作の理解。

<授業計画及び準備学習>
授業計画:
 教科書の第1章から第6章までを講義します。

 1.ディジタル電子回路の基礎
 2.数体系と符号化
 3.2進数の負数表現
 4.基本論理回路と論理記号
 5.ディジタルICの種類
 6.ディジタルICの電気的特性
 7.中間試験
 8.論理代数(ブール代数)-(1)
 9.論理代数(ブール代数)-(2)
10.論理式の簡単化とカルノー図
11.複合論理ゲート(1)
12.複合論理ゲート(2)
13.加算回路
14 乗算回路
15.期末試験
  

準備学習:
 教科書の内容に沿って講義を行うので、毎週の講義に対応する箇所をよく読んで、疑問点を整理しておくこと。

<成績評価方法>
中間試験(40%)と学期末試験(60%)によって評価する。

<教科書>
「ディジタル電子回路」大類重範著 日本理工出版会

<参考書>
指定参考書なし。

<オフィスアワー>
授業後30分程度。

<学生へのメッセージ>
ディジタル情報化社会の根幹を担っているディジタル回路について理解を深め、身近にある電子機器がどのような原理で動いているかについて興味を持ってほしい。


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