2015年度工学院大学 第1部情報通信工学科

電気電子計測(Electrical and Electronic Measurements)[4479]

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2単位
木村 嘉伸 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
・電気に関連した量(電圧,電流,抵抗,インピーダンス)の理解とその測定原理を理解する.
・測定量の扱い方(不確かさとその重要性)を理解し,統計処理の方法を身につける.
・電気回路の関連した基礎数学を身につける.

<受講にあたっての前提条件>
特になし

<具体的な到達目標>
・電圧,電流,抵抗,インピーダンス測定の基礎知識を習得する.
・測定量の統計処理方法を理解し,演習により計算力が身につく.
・不確かさ評価ができるようになる.

<授業計画及び準備学習>
1. イントロダクション,計測の意義,科学・技術との関わり
 準備学習:教科書 2〜5ページを熟読する.
2. 測定法の種類:直接測定と間接測定,偏位法,零位法
 準備学習:教科書 5〜8ページを熟読する.
3. 不確かさ評価
 準備学習:教科書 8〜15ページを熟読する.
4. 測定値の取扱い(統計処理)
5. 基本単位と標準:国際単位系(SI),絶対測定,長さ標準,質量標準,時間標準
 準備学習:教科書 18〜26ページを熟読する.
6. 電気単位と標準:電気標準体系,電圧標準,抵抗標準,容量標準,トレサビリティ
 準備学習:教科書 26〜32ページを熟読する.
7. 雑音
8. 計測機器のしくみ
 準備学習:教科書 36〜46ページを熟読する.
9. 電気回路の基礎知識
 準備学習:教科書 48〜54ページを熟読する.
10. 直流電圧,直流電流,電力の測定方法
11. 抵抗の測定方法
 準備学習:教科書 58〜74ページを熟読する.
12. 交流回路および関連数学の基礎知識
13. 交流電圧,交流電流,交流電力の測定
 準備学習:教科書 76〜88ページを熟読する.
14. インピーダンスの測定
 準備学習:教科書 92〜107ページを熟読する.
15. 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法>
原則として定期試験で最終成績を評価、60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
電子情報通信学会レクチャーシリーズ「電磁気計測」 電子情報通信学会編、岩崎 俊著、コロナ社

<参考書>
・AC Fischer-Cripps 著,曽根悟 訳,図解 電子回路必携,朝倉書店
・松本佳宣 著,ディジタル時代の電気電子計測基礎,コロナ社

<オフィスアワー>
木曜日14:00から15:00(講師室)


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