2015年度工学院大学 第1部情報通信工学科
電気電子計測(Electrical and Electronic Measurements)[4479]
2単位 木村 嘉伸 非常勤講師
- <授業のねらい>
- ・電気に関連した量(電圧,電流,抵抗,インピーダンス)の理解とその測定原理を理解する.
・測定量の扱い方(不確かさとその重要性)を理解し,統計処理の方法を身につける. ・電気回路の関連した基礎数学を身につける.
- <受講にあたっての前提条件>
- 特になし
- <具体的な到達目標>
- ・電圧,電流,抵抗,インピーダンス測定の基礎知識を習得する.
・測定量の統計処理方法を理解し,演習により計算力が身につく. ・不確かさ評価ができるようになる.
- <授業計画及び準備学習>
- 1. イントロダクション,計測の意義,科学・技術との関わり
準備学習:教科書 2〜5ページを熟読する. 2. 測定法の種類:直接測定と間接測定,偏位法,零位法 準備学習:教科書 5〜8ページを熟読する. 3. 不確かさ評価 準備学習:教科書 8〜15ページを熟読する. 4. 測定値の取扱い(統計処理) 5. 基本単位と標準:国際単位系(SI),絶対測定,長さ標準,質量標準,時間標準 準備学習:教科書 18〜26ページを熟読する. 6. 電気単位と標準:電気標準体系,電圧標準,抵抗標準,容量標準,トレサビリティ 準備学習:教科書 26〜32ページを熟読する. 7. 雑音 8. 計測機器のしくみ 準備学習:教科書 36〜46ページを熟読する. 9. 電気回路の基礎知識 準備学習:教科書 48〜54ページを熟読する. 10. 直流電圧,直流電流,電力の測定方法 11. 抵抗の測定方法 準備学習:教科書 58〜74ページを熟読する. 12. 交流回路および関連数学の基礎知識 13. 交流電圧,交流電流,交流電力の測定 準備学習:教科書 76〜88ページを熟読する. 14. インピーダンスの測定 準備学習:教科書 92〜107ページを熟読する. 15. 学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法>
- 原則として定期試験で最終成績を評価、60点以上の者に単位を認める。
- <教科書>
- 電子情報通信学会レクチャーシリーズ「電磁気計測」 電子情報通信学会編、岩崎 俊著、コロナ社
- <参考書>
- ・AC Fischer-Cripps 著,曽根悟 訳,図解 電子回路必携,朝倉書店
・松本佳宣 著,ディジタル時代の電気電子計測基礎,コロナ社
- <オフィスアワー>
- 木曜日14:00から15:00(講師室)
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2015 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|