2015年度工学院大学 第1部情報通信工学科

情報処理概論及演習(Fundamental Information Processing and Exercise)[2575]

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3単位
藤森 成一 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
現代における情報技術の重要性を踏まえ、この中核となるコンピュータについて、パソコン(PC)を利用し、将来に向けて、技術の進捗発展に対処できる基本的な能力を身につける。
理解を早めるために演習を中心に行うので、欠席することなく自主的かつ積極的な態度で受講することを望む

<受講にあたっての前提条件>
この授業では、情報技術の基礎をもう一度確認しなおします。従って、情報技術一般についての知識を有することが望ましい。

<具体的な到達目標>
この授業では、
1.ワードでの論文記述の基礎を学ぶことができます。
2.エクセルを用いたグラフ作成、並びにエクセルの高度な使用方法を学ぶことができます。
3.Scilabを用いたプログラムの基礎を学習できます。
4.C言語を用いたプログラム作成の基礎を学ぶことができます。

<授業計画及び準備学習>
以下に授業計画を記す。いずれも資料を配布するので、十分に読んでいてください。
また、授業中での演習は、時間内あるいは1週間以内に小レポートとしてWeb提出とします。

1.ガイダンス
2.文書作成 (MS Word)画像、段組等のページ修飾等
3.文書作成 (MS Word)論文内容梗概作成入門
4.ソフトウエアの重要性とその構成、Windowsの演習
5.コンピュータネットワーク
6.表計算(MS Excel)概要
7.表計算(MS Excel)関数
8.表計算(MS Excel)応用
9.表計算(MS Excel)マクロ
10.MS Excel VBA1
11.MS Excel VBA2
12.Matlabと似通ったプログラム言語Scilab入門
13.Scilab演習1(グラフィック表示入門)
14.Scilab演習2(フィルタ処理入門)
15.Scilab演習3(微分方程式解法入門)
後期は、、以下のC言語のプログラミングを行う
1.文字の内容表示
2.変数の内容表示
3.配列
4.データの種類と型
5.プログラム処理の流れの制御(分岐制御)
6.プログラム処理の流れの制御(繰り返し制御)
7.応用プログラムの演習
8.アドレスとポインタ文字の操作
9.配列とポインタ
10.文字列の操作
11.関数
12.データの入出力
13.構造体
14.共用体及び全体まとめ
15.プログラムに関する全般的なまとめ

本科目は情報技術の基本を学習するために、授業時間外にも学習、特に演習を重点的に行って貰いたい。
尚、演習内容は、授業の進捗状況により若干変更する場合があります。

<成績評価方法>
この授業では、原則、授業中に実施した内容をレポートとしてWeb提出する。また、授業中にアップロードが間に合わなかった場合には、次回授業前日までに提出可能である。レポートは、各100点満点とし、評価平均が60点未満を不合格とする。
ただし、レポート提出について、通年で5回以上未提出の場合には、履修放棄扱いとする。欠席については、通年で5回以上許可なく欠席した場合には、履修放棄扱いとする。

<教科書>
前期の教科書は、「情報処理の基礎と演習」− 理工系コンピュータリテラシー − 赤木徹也・荒 実/他共著(共立出版)
後期の教科書は、下記を予定している。
「1日で解るC言語「例題+演習問題」方式」第2版 桑原恒夫著(共立出版)

また、適宜資料を配布する。

<参考書>
授業中に適宜紹介をする。

<オフィスアワー>
授業日、授業時間30分前から授業中に、また、メールでの対応をいたします。必要ならば、応対時刻等を合意にて決めたいと思います。


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