2015年度工学院大学 第1部情報通信工学科

電気磁気学I(Electromagnetism I)[6107]

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2単位
本田  徹 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
電磁気学は情報通信工学の要となる科目である。電磁気学Iでは、主要な電磁気現象の内容と基礎となる法則についてイメージの把握と数式による表現ができるようになることが目標である。

<受講にあたっての前提条件>
ベクトル、微分・積分、物理学Iの内容を理解しておくこと。

<具体的な到達目標>
電気力について理解し、ベクトルを用いた計算ができる。また、電界強度、電位の概念について理解し、計算することができる。

<授業計画及び準備学習>
1.クーロンの法則と万有引力の法則
 2.電界,ベクトル,近接作用論と遠隔作用論
 3.電界に関するガウスの法則,電界と電気力線の関係
 4.ガウスの法則の導出,電界分布,面積分
 5.電位,電位差,線積分
 6.電位の匂配と電界,偏導関数,全微分公式,スカラーの勾配
 7.中間試験
 8.誘電体中の電界と電束密度,分極
 9.帯電物体の電界と電位,体積積分,連続分布電荷,帯電導体球の電界と電位
10.静電容量と蓄えられるエネルギー,電極間に働く力,容量係数と電位係数
11.ベクトルの発散と静電界分布,発散定理,ガウスの法則(微分形),ポアソンの方程式
12.電気映像法の基本定理,境界のある導体の電荷分布,平行導線間の静電容量
13.電流,電荷保存の法則,オームの法則
14.線形電気回路の定理,重ね合わせの定理,双対の理,補償定理,鳳ーテブナンの定理
15.静電気についてのまとめ

<成績評価方法>
各回に行う小テスト(50%)と中間テスト・期末テスト(50%)により評価する。

<教科書>
「電磁気学サブノート」長嶋・伊藤(サイエンス社)

<参考書>
「電磁気学」末松安晴(共立出版)

<オフィスアワー>
土15:00-16:00, 八王子校舎5−806

<学生へのメッセージ>
電気磁気学は重要な基礎科目であるので予習・復習を確実に実行してください。その週の内容はその週のうちに理解することを心がけてください。


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