2015年度工学院大学 第1部情報通信工学科
 
○電気数学演習(Mathematical Exercises in Electronic Engineering)[6106]
 
 
2単位 工藤 幸寛 助教  
 
- <授業のねらい>
 
- 情報通信工学を学ぶ上で重要な、電気磁気学や回路理論、信号処理などで必須となる数学を学び、その基礎知識を身に付けることをねらいとする。
 
- <受講にあたっての前提条件>
 
- 高校数学レベルの初等関数の微積分、ベクトルおよび三角関数の計算ができることを原則とし、これらについて習熟していない項目がある場合、学習支援センターを利用して学習に励み理解を深める事ことを前提条件とする。
 
- <具体的な到達目標>
 
- ・複素数とオイラーの公式について理解し、その計算や複素平面を用いた図示ができる。
 ・ベクトルの内積と外積および勾配・発散・回転について理解し、その計算ができる。 ・偏微分について理解し、その計算ができる。 ・線積分と面積分および体積分について理解し、その計算ができる。 ・ガウスの法則やストークスの定理について理解し、その計算ができる。 
- <授業計画及び準備学習>
 
- この授業は2コマ連続しており、1コマ目は講義形式の授業を行い、2コマ目は1コマ目で学習した内容について具体的な問題演習を行う。
  1. ガイダンス、複素数と複素平面 2. 演習 準備学習:教科書5.1〜5.2節を熟読し例題を解く
  3. オイラーの公式 4. 演習 準備学習:前回の復習および教科書5.3〜5.5節を熟読し例題を解く
  5. ベクトル基礎と場(内積、外積) 6. 演習 準備学習:前回の復習および教科書9.1〜9.3節を熟読し例題を解く
  7. ベクトルの基礎と場(スカラー場の表現) 8. 演習 準備学習:前回の復習および教科書9.4〜9.6節を熟読し例題を解く
  9. ベクトルの基礎と場(ベクトル場の表現) 10. 演習 準備学習:前回の復習および教科書9.7〜9.9節を熟読し例題を解く
  11. 重積分と場の積分(線積分) 12. 演習 準備学習:前回の復習および教科書10.1〜10.2節を熟読し例題を解く
  13. 重積分と場の積分(面積分、体積分) 14. 演習 準備学習:前回の復習および教科書10.3〜10.5節を熟読し例題を解く
  15. 偏微分と勾配(偏微分と全微分) 16. 演習 準備学習:前回の復習および教科書11.1節を熟読し例題を解く 
  17. 偏微分と勾配(勾配) 18. 演習 準備学習:前回の復習および教科書11.2〜11.3節を熟読し例題を解く
  19. ベクトル場の発散と回転(膨張とねじれの感覚) 20. 演習 準備学習:前回の復習および教科書12.1〜12.3節を熟読し例題を解く
  21. ベクトル場の発散と回転(発散) 22. 演習 準備学習:前回の復習および教科書12.4〜12.7節を熟読し例題を解く
  23. ベクトル場の発散と回転(回転) 24. 演習 準備学習:前回の復習および教科書12.8〜12.10節を熟読し例題を解く
  25. ガウスの定理 26. 演習 準備学習:前回の復習
  27. ストークスの定理 28. 演習 準備学習:前回の復習
  29. 学習成果の確認(期末試験) 30. 学習成果の確認(期末試験) 準備学習:前回までの総復習 
- <成績評価方法>
 
- 授業中に行う演習問題や課題提出による平常点の評価を20%、期末試験による評価を80%の割合で合算して最終評価を行い Grade D 以上の者に単位を認める。
 
- <教科書>
 
- ・[単行本]「大学1年生のための電気数学」高木浩一 他 共著(森北出版)
 
- <参考書>
 
- ・[Webサイト]「物理のかぎしっぽ」物理のかぎプロジェクト 著 URL: http://hooktail.sub.jp/
 ・[Webサイト]「電磁気学」岡部洋一 著 URL: http://www.moge.org/okabe/temp/elemag/ ・[単行本]「電磁気学ノート」長嶋英世、伊藤稔 共著(ピアソンエデュケーション) 
- <オフィスアワー>
 
- 水曜 15:00〜17:00
 その他の時間を希望する場合は、授業終了後に直接、あるいはメールにて相談すること。 研究室の場所や連絡先は、初回の授業で知らせる。 
 
 
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