2015年度工学院大学 第1部情報通信工学科

電気数学演習(Mathematical Exercises in Electronic Engineering)[6106]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
工藤 幸寛 助教  
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
情報通信工学を学ぶ上で重要な、電気磁気学や回路理論、信号処理などで必須となる数学を学び、その基礎知識を身に付けることをねらいとする。

<受講にあたっての前提条件>
高校数学レベルの初等関数の微積分、ベクトルおよび三角関数の計算ができることを原則とし、これらについて習熟していない項目がある場合、学習支援センターを利用して学習に励み理解を深める事ことを前提条件とする。

<具体的な到達目標>
・複素数とオイラーの公式について理解し、その計算や複素平面を用いた図示ができる。
・ベクトルの内積と外積および勾配・発散・回転について理解し、その計算ができる。
・偏微分について理解し、その計算ができる。
・線積分と面積分および体積分について理解し、その計算ができる。
・ガウスの法則やストークスの定理について理解し、その計算ができる。

<授業計画及び準備学習>
この授業は2コマ連続しており、1コマ目は講義形式の授業を行い、2コマ目は1コマ目で学習した内容について具体的な問題演習を行う。

1. ガイダンス、複素数と複素平面
2. 演習
準備学習:教科書5.1〜5.2節を熟読し例題を解く

3. オイラーの公式
4. 演習
準備学習:前回の復習および教科書5.3〜5.5節を熟読し例題を解く

5. ベクトル基礎と場(内積、外積)
6. 演習
準備学習:前回の復習および教科書9.1〜9.3節を熟読し例題を解く

7. ベクトルの基礎と場(スカラー場の表現)
8. 演習
準備学習:前回の復習および教科書9.4〜9.6節を熟読し例題を解く

9. ベクトルの基礎と場(ベクトル場の表現)
10. 演習
準備学習:前回の復習および教科書9.7〜9.9節を熟読し例題を解く

11. 重積分と場の積分(線積分)
12. 演習
準備学習:前回の復習および教科書10.1〜10.2節を熟読し例題を解く

13. 重積分と場の積分(面積分、体積分)
14. 演習
準備学習:前回の復習および教科書10.3〜10.5節を熟読し例題を解く

15. 偏微分と勾配(偏微分と全微分)
16. 演習
準備学習:前回の復習および教科書11.1節を熟読し例題を解く

17. 偏微分と勾配(勾配)
18. 演習
準備学習:前回の復習および教科書11.2〜11.3節を熟読し例題を解く

19. ベクトル場の発散と回転(膨張とねじれの感覚)
20. 演習
準備学習:前回の復習および教科書12.1〜12.3節を熟読し例題を解く

21. ベクトル場の発散と回転(発散)
22. 演習
準備学習:前回の復習および教科書12.4〜12.7節を熟読し例題を解く

23. ベクトル場の発散と回転(回転)
24. 演習
準備学習:前回の復習および教科書12.8〜12.10節を熟読し例題を解く

25. ガウスの定理
26. 演習
準備学習:前回の復習

27. ストークスの定理
28. 演習
準備学習:前回の復習

29. 学習成果の確認(期末試験)
30. 学習成果の確認(期末試験)
準備学習:前回までの総復習

<成績評価方法>
授業中に行う演習問題や課題提出による平常点の評価を20%、期末試験による評価を80%の割合で合算して最終評価を行い Grade D 以上の者に単位を認める。

<教科書>
・[単行本]「大学1年生のための電気数学」高木浩一 他 共著(森北出版)

<参考書>
・[Webサイト]「物理のかぎしっぽ」物理のかぎプロジェクト 著 URL: http://hooktail.sub.jp/
・[Webサイト]「電磁気学」岡部洋一 著 URL: http://www.moge.org/okabe/temp/elemag/
・[単行本]「電磁気学ノート」長嶋英世、伊藤稔 共著(ピアソンエデュケーション)

<オフィスアワー>
水曜 15:00〜17:00
その他の時間を希望する場合は、授業終了後に直接、あるいはメールにて相談すること。
研究室の場所や連絡先は、初回の授業で知らせる。


このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2015 Kogakuin University. All Rights Reserved.