2015年度工学院大学 第1部情報通信工学科
○情報処理演習(Exercises in Computer Literacy)[2320]
1単位 保坂 修治 非常勤講師
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- コンピュータを利用した演習含む学習をとおして、以下の到達目標を達成する。
・問題を解くための手順を組み立てて、これをプログラミング言語Cを使って表し,その結果を得るための技術を身につける。
- <受講にあたっての前提条件>
- ・Windowsの基本的な操作ができる。
・コンピュータの情報処理の基本的な仕組みを理解している。 ・情報の表現、2進数、16進数、10進数について理解している。 ・キータイプ操作に慣れている。
- <具体的な到達目標>
- 1. プログラミング言語Cを使って、プログラミングの基本的な文法と構文を習得する。
2. プログラムを読んで、どのような手順でデータが処理されているかを理解することできる。 3. やさしい問題を解くための手順をプログラムで表現して、それをコンピュータで処理することでその処理結果を得ることができる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. ガイダンス、はじめてのプログラミング
プログラミングの手順を習得して、簡単なプログラムを作成し実行する演習を行う。
2. 式と演算 計算のための式とその結果を表示するプログラムについて理解し、演習を行う。
3. データ型と変数 データ型と、変数を利用して計算するプログラムについて理解し、演習を行う。
4. 条件分岐-1- 二つの値の大小関係などによって処理を分岐するプログラムについて理解し、演習を行う。
5. 条件分岐-2- 複数の条件を評価することで処理を分岐するプログラムについて理解し、演習を行う。
6. 繰り返し処理 指定回数だけ繰り返し処理をしたり、条件を満たしている間のみ処理を継続するプログラムについて理解し、演習を行う。
7. 配列 配列と、配列と繰り返し処理を組み合わせて多量のデータを処理するプログラムについて理解し、演習を行う。
8. いろいろなプログラム-1- 前章までに学習した文法や構文を組み合わせたプログラムについて理解し、演習を行う。
9. 関数 -1- 関数の定義の仕方と関数を利用したプログラムについて理解し、演習を行う。
10. 関数 -2- 配列を含む関数の定義の仕方と、それらの関数を利用したプログラムについて理解し、演習を行う。
11. 基本的なアルゴリズム データの並べ替えなどの基本的なアルゴリズムについて理解し、演習を行う。
12. 文字列 文字列の表現方法や文字列を操作するプログラムについて理解し、演習を行う。
13. 構造体 処理対象となるモノが持つ情報を構造体と呼ばれる仕組みを使って表す方法を理解し、演習を行う。
14. いろいろなプログラム -2- 前章までに学習したアルゴリズムやデータ表現の方法を組み合わせてより複雑な処理を実現できることを理解し、演習を行う。
15. 学習の確認 後期の総復習を行う。
[学習の準備] 下記URLの本講義情報サイトに予習内容についての詳細を記していきます。 必ず、事前に閲覧して必要な学習を済ませておきましょう。 http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~cu40887/
- <成績評価方法>
- 演習を含む授業なので、原則全授業への出席とすべての課題が提出されていることを評価の前提とする。
定期試験60%、課題40%の比率で評価をする。Grade D 以上に単位を認定する。
課題:各週毎に課題の提出を課す。 提出された回答内容が不十分であると判断した場合には再提出を求めることがあります。
- <教科書>
- 指定教科書なし
- <参考書>
- 林晴比古 C言語実用マスターシリーズ 新訂 新C言語入門 ビギナー編(SBクリエイティブ)
- <オフィスアワー>
- 時間:講義時間の毎週火曜日3限目とその前後の時間。(電子メールで事前に約束をとるようにしてください。)
場所:15号館第4演習室もしくは総合教育棟講師室 ※電子メールでの問合せに対応します。
- <学生へのメッセージ>
- プログラミングに慣れるためには予習・復習が大切です。学内の演習室を活用するだけでなく、個人で所有するコンピュータにもプログラミング環境を整え演習問題に取り組むようにしましょう。
演習中に分からないことがあったら手を挙げて、TA(ティーチングアシスタント)に支援を求めましょう。
- <参考ホームページアドレス>
- http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~cu40887/
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