2015年度工学院大学 第1部電気システム工学科

照明・表示システム(Illuminating and Display Engineering)[5D72]

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2単位
竹本 正勝 非常勤講師  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
さまざま分野で利用されている光応用技術を、代表的な照明・表示デバイス分野において、種類、特徴、利用技術に関して学ぶ。最新の事例を学びながら、基礎的な技術の習得と、本分野へ興味を持つ機会としたい。

<受講にあたっての前提条件>
物理学I,IIの単位を取得していることが望ましい。

<具体的な到達目標>
電気主任技術者試験程度の問題に解答できることを目標とする。

<授業計画及び準備学習>
1.オリエンテーション
  自己紹介、講座の狙い、『照明・表示・光応用分野の発展と技術者への期待』を説明
2.照明・表示システム(Illuminating and Display Engineering)
 2-1  光技術の基礎
 2-2  色とその表示・測光・測色
 2-3  光源(白熱電球、蛍光ランプ、HIDランプ、その他の光源)
 2-4  照明器具と照明制御システム
 2-5  照明計算(配光、光束計算法、照度計算、相互反射)
 2-6  照明設計
 2-7  屋内照明、インテリアデザインの基本
 2-8  屋外照明(道路、トンネル、スポーツ等の照明)
 2-9  光放射の応用、節電、省エネの実現方法とシステム設計
 2-10 光応用技術と利用分野及び役割(機能部材分野)
 2-11 光応用技術と利用分野及び役割(情報通信分野)
 2-12 表示装置(単体)の種類と特徴及びその用途(1)
 2-13 表示装置(単体)の種類と特徴及びその用途(2)
 2-14 表示システムの特徴とその設置効果
準備学習:教科書の章末問題を解き、宿題があれば解答し提出する。

<成績評価方法>
原則として定期試験の結果により評価する。60点以上を合格とする。
ただし、わずかに60点に満たない場合は宿題の提出状況によっては合格とすることがある。

<教科書>
池田紘一、小原章男/編著 『光技術と照明設計 基礎からインテリアデザインまで』  :電気学会

その他、必要に応じて電子教材とパワーポイントにて補足予定。

<参考書>
西久保 靖彦 著  『よくわかる最新ディスプレイ技術の基本と仕組』 : 秀和システム (2009/09)
大越 孝敬 著   『光エレクトロニクス』 : 電子情報通信学会編
佐藤 清史 著   『照明電熱』 :東京電機大学出版局

<オフィスアワー>
面談を希望する場合は、事前にメール(takemoto@cc.kogakuin.ac.jp)等で時間と場所の予約を取ってほしい。
又、メールでのQ & Aにも対応したい。

<学生へのメッセージ>
照明工学、表示システム、及び光応用分野は、先端技術でありながら、医療、エネルギー、環境、産業、情報通信、エンタテーメントなど社会や生活に密接して発展して来ているが、これからの日本を支える基幹技術としても、さらなる成長が期待されている。最新の事例を学びながら、必要な基礎技術も理解することで、本分野に対する興味を持つ機会にしてもらえれば幸いである。


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