2015年度工学院大学 第1部電気システム工学科

高電圧・プラズマ(High Voltage and Plasma)[5A12]

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2単位
市川 紀充 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
 身近にある電子機器や電気設備には、高電圧現象が利用されている機器や設備が沢山あります。例えば蛍光灯や空気清浄機、プリンタなどにも、高電圧現象が利用されています。高電圧・プラズマの講義では、高電圧現象を理解することを目的としています。

<受講にあたっての前提条件>
電気磁気学1および2(演習含む。)、過渡現象の単位を修得していることが望ましい。

<具体的な到達目標>
電験3種および電験2種の高電圧に関する内容を理解できるようになることを目標としています。

<授業計画及び準備学習>
以下の講義計画の通り、講義を実施する予定です。以下の講義の順番が変更になることもあります。

〔講義計画〕
(1) 講義内容および高電圧の概要説明
(2) 気体中の放電の基礎
(3) 気体中の放電基礎理論(タウンゼント理論やストリーマ理論)
(4) 各種放電(アーク放電、コロナ放電、雷など)の特性
(5)気体中の絶縁の仕方
(6) 固体の放電および絶縁破壊
(7) 液体中の放電および絶縁破壊
(8) 気体・液体・固体のまとめ
(9) 高電圧機器および機器の絶縁
(10) 電気設備の障害の原因(雷サージの発生など)
(11) 雷サージなどの過電圧対策
(12) 高電圧の発生
(13) 高電圧・大電流の測定
(14) 高電圧の解析技術
(15) 総括

<成績評価方法>
定期試験の成績などで評価します。

<教科書>
山本 修、濱田 昌司(共編)(竹野 裕正、上野 秀樹、馬場 吉弘、藤井 治久 共著):「OHM大学テキスト 高電圧工学」、オーム社、2013年

<参考書>
(1) 河村 達雄、河野 照哉、柳父 悟:「高電圧工学[3版改訂]」、電気学会、2003年
(2) 日高 邦彦:「高電圧工学」、数理工学社、2009年
(3) 小さき 正光 編著:「高電圧・絶縁工学」、オーム社、2012年

<オフィスアワー>
水曜日17:00〜18:00

<学生へのメッセージ>
 高電圧現象は多くの電子機器や電気設備に応用されていますので、その原理を理解できるように勉強してください。


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