2015年度工学院大学 第1部電気システム工学科

キャリア教育I(Career Education I)[4578]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
中川 裕美子 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
1・基礎知識の習得
  キャリアおよびキャリアデザインについて、基礎知識を習得する。

2・マインド醸成
  若年者に向けられた社会からの期待やニーズを知り、それらに応えていくことができるようなマインドを醸成する。

3・基礎スキルの習得と体得
  自律性をもってキャリアをデザインすることができるように、社会人としての基礎スキルを習得、体得する。

<受講にあたっての前提条件>
1・全回、出席する意思がある。

2・全回、授業に集中する意思がある。(×私語、×他の授業で出された宿題をする、×爆睡等)

3・履修者同士の授業内における取り組み(例:話し合い、一緒に行うトレーニング等)に対して、
前向きに取り組む意思がある。(×後部座席で聴講するのみ、×グループワークやペアワークの拒否等)

<具体的な到達目標>
1・基礎知識の習得
  キャリアおよびキャリアデザインについて、基礎知識を習得し、他人に説明できるようになる。

2・マインド醸成
  若年者に向けられた社会からの期待やニーズを理解し、それらに応えていくことができるようなマインド(心、気持ち)に、自信がもてるようになる。

3・基礎スキルの習得と体得
  自律性をもってキャリアデザインができるレベルとなるように、キャリアデザイン基礎力を身につける。また、その基礎力の発揮を、「人生の楽しみや喜びにしていきたい」という、創造性豊かなキャリア形成の方向性をもつことができるレベルになる。

<授業計画及び準備学習>
1・オリエンテーション 

準備学習
この授業に対する自分自身の期待やニーズ(何を勉強したいのか、学びたいのか、どのような成長を遂げたいのか 等)をまとめておくこと。


2・キャリアデザイン概論 〜キャリアデザインと社会の関係性理解〜

準備学習
 キャリアデザインがなぜ必要なのかを、自分なりに考えたり思ったりしてくること。社会人が学生や若年者(おおむね30歳未満の人)へ何を期待しているのかを、日常生活の中から把握しておく
こと。


3・社会人を知る 〜社会人が共有するマナー、コミュニケーション〜

準備学習
 社会人が求め、共有するマナーやコミュニケーションスキルとはどのようなものなのか、日常生活の中から把握しておくこと。
マナーやコミュニケーションについて、授業中に質問したいことがあれば、まとめておくこと。


4・キャリアデザインスキル@ みつめる力

準備学習
 日常生活の中で、心をつかって深くものごとをみつめているか否か、自分自身を振り返っておくこと。


5・キャリアデザインスキルA わきまえる力

準備学習
 日常生活の中で、立場や役割、関係をどのように意識して、人間関係を構築、調整しているのかを振り返っておくこと。


6・キャリアデザインスキルB 表現する力

準備学習
 日常生活の中で、表現力全般において自己の課題は何であるのかを、よりいっそうの向上心をもって振り返っておくこと。


7・キャリアデザインスキルC 創造する力

準備学習
 日常生活の中で、どのような知恵や工夫を凝らしているのか、どのような創造力をどのように発揮しているのかを振り返っておくこと。


8・キャリアデザインスキルD 続ける力

準備学習
 自分自身について、「継続力があるのか」、「継続力を発揮することを、今現在しているのか」など、継続力について振り返っておくこと。


9・キャリアデザインスキルE 育む(はぐくむ)力

準備学習
 「自分自身を育むことをしているのか」また、「人を育むことをしているのか」を振り返っておくこと。
さらに、育むことをしているのであれば、「育むときは、どのような心を大切にしているのか」を、振り返っておくこと。


10・キャリアデザインスキルF 高める力

準備学習
 自分自身において「日々、向上心を発揮しているのか」、また、「何に、どのように向上心を発揮しているのか」等、日々の向上心とそれに伴う行動について振り返っておくこと。


11・自己紹介作成法

準備学習
 1〜10回までを復習し、自分自身がどのような存在なのか、他人に紹介することを前提に自己理解を深めておくこと。


12・キャリアビジョン作成法

準備学習
 1〜11回までを復習し、自分自身の夢や未来を、表現していくことを前提にみつめておくこと。


13・キャリアプレゼンテーション、総まとめ(1〜13回目までの振り返り)

準備学習
 1〜12回までを復習しておき、自己紹介やキャリアビジョンの発表を前向きにチャレンジしようという心構えをもって参加すること。


14・テスト(筆記テスト)

準備学習
 1〜13回までの内容を総合的に復習しておくこと。配布された資料はすべて持参すること。

<成績評価方法>
1・授業中に提出を求める課題の提出状況が、60%以上であること。(内容の無記入提出、指定分量より少ない記入での提出は、提出と認めない)

2・期末テスト(最終授業内で実施予定)で、60%以上の得点であること。なお、試験は主に記述形式、授業中に配布した資料は持ち込み可とする予定。

<留意点>
 なお、この授業は社会人としてのキャリア形成に必要となる「道徳的態度と社会性」を習得する授業である性質上、「出席する」、「授業に集中して熱心に取り組む」という、社会人としての基礎力の発揮を重んじている。よって、授業開始前から「試験日だけ出席する」と考えている人に、単位認定は難しい。また、試験日を欠席する者への単位認定も単位認定は難しい。

<教科書>
・指定教科書なし
・授業は、適宜必要な資料を印刷して配布。

<参考書>
・指定参考書なし
・習得内容に合わせて、授業中に適宜紹介。

<オフィスアワー>
後期、毎週木曜日5限目、八王子キャンパス

<学生へのメッセージ>
こんにちは。
講師の中川裕美子です。
キャリア教育Tを担当し、2015年で9年目となりました。

普段は、人材開発コンサルティングの会社を経営しながら、大学や短大、高校などでの授業や講座担当、ならびに、企業や社会人を対象をとした研修や教育・採用のコンサルティング業務をしています。

そうした活動をつうじて、このたび、このキャリア教育Tの授業においては、2015年度の今年、大幅に授業内容を新しいものにしました。

日本では、2020年に東京オリンピックが開催されます。
その準備が盛んになるこの2020年までの5年間は、貴重な体験をたくさんできます。

この発展的でリーダーを求める特徴的な時代に合わせて、伸び伸びとキャリアデザイン、キャリア教育を実施していただけるようにと、内容をよりいっそう時代に密接したものにしました。

これから社会に飛び立っていく皆さんにおいては、就職活動はもちろんのこと、これからの人生において、役立てていただける授業です。

授業形式は、講義、ペアワーク、グループワーク、セルフワーク、課題提出、プレゼンテーションなど、さまざまです。飽きることなく受講できます。
昨年よりも、皆さんの自律性教育に力を入れるため、よりいっそう参加型の形式にしていく方針です。

ぜひとも、履修してみてください。お待ちしています。

<備 考>
以下のような人に、履修をおすすめします。

・キャリアやキャリアデザインの基礎知識を体系立てて理解したい人
・自分の人生をじっくりみつめたり考えたりする時間が欲しい人
・自分自身に自信をもちたい人
・就職活動のために、視野を広げておきたい人
・コミュニケーションやマナーを学びたい人
・社会人マインド(心、気持ち)を身につけたい人
・企業や社会での、日常的なコミュニケーションや人間関係の課題を知り、今後のキャリアにおいて参考にしたい人

<参考ホームページアドレス>
http://ameblo.jp/salon-de-sonori


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