2015年度工学院大学 第1部電気システム工学科

電気磁気学演習II(Exercises in Electromagnetism II)[3463]

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1単位
於保 英作 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
皆さんが学ぶ電気磁気学演習IIでは、電気磁気学II(含むIの内容)で学習する諸現象と少なくない知識が、演習を通して確実に自分のものになっていくことが大切です。加えて、電気磁気学I、II修得後に学ぶ各専門科目をスムーズに理解するための基礎力を身につけるという意味でも重要な位置付けの科目となります。

<受講にあたっての前提条件>
「電気磁気学II」を履修中,もしくは,履修したことがあること

<具体的な到達目標>
「電気磁気学II」で理解する磁界について,具体的な諸量の計算ができるようになる.

<授業計画及び準備学習>
1. 電気磁気学Iで学んだ磁界関連計算の復習
2. アンペールの法則
3. ビオサバールの法則
4. ローレンツ力,電磁力,磁界と重ね合わせの理,回転トルク
5. 磁界内を運動する導体の誘導起電力,ファラデーの電磁誘導の法則
6. 交流発電機,変圧器
7. 相互誘導,自己誘導
8. インダクタンスの計算
9. 磁気(磁界の)エネルギー,インダクタンスと抵抗を含む回路の過渡現象
10. 磁化の強さ,強磁性体(磁界の強さ,磁束密度,ヒステリシス損)
11.磁気回路
12.電気磁気学に関する応用問題
13.変位電流、、ラプラス、ポアソンの方程式
14.電界と磁界の基本法則、電磁波のエネルギー、ポインティングベクトル
15.学習成果の確認(試験)

<成績評価方法>
原則として,定期試験と演習内容(毎回提出)を総合し評価,60点以上の者に単位を認める.評価のウエイトは,定期試験を80%,演習内容を20%とする.ただし,演習を頻繁に欠席するような者については履修放棄とみなし,定期試験の評価はおこなわない.

<教科書>
演習問題のプリントを配布する

<参考書>
<参考書>「基礎電磁気学」山口昌一郎(電気学会)

<オフィスアワー>
前期水曜日 11:00〜12:30、13号館303

<学生へのメッセージ>
演習を通して難解な部分が含まれる電気磁気学をマスターしてください。電気工学科として役に立つ考え方が沢山詰まっています。授業の内容だけでなく自発的な学習(含予習復習)が大切です。質問も歓迎します。


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