2015年度工学院大学 第1部電気システム工学科

電気システム実験II(Experiments in Electrical Engineering II)[2371]

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2単位
福岡 豊 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
山普@貞郎 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
根岸 正文 非常勤講師  
恒次 秀起 非常勤講師  
向井 正和 准教授  
大竹  充 助教  
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
受講生は、電気システム分野で必須とされる基礎事項、すなわち、電気回路理論、電気磁気学、計測工学、電子デバイスなどについて、実験を通して現象や理論を理解する。また、配線の仕方、機器・計測器の使い方、測定法を体得し、報告書の書き方についても修得する。

<受講にあたっての前提条件>
電気システム実験Iと同様な方法によって行うので、前レポート・本レポートの提出、レポートの書き方などの基本的な事項を身につけておくこと。

<具体的な到達目標>
【知識に関する到達目標】
● 実験を通じて、電気システム分野で必須とされる基礎事項を理解し、説明することができる。
● 機器を正しく使用し、電気回路の配線などができる。
【スキルに関する到達目標】
● 班員と協力・役割分担し、実験を実施することができる。そのために、前レポートの作成を通じた予習や遅刻をしないことが大切である。
● 報告書をわかりやすく書くことができ、期限通りに提出する習慣が身についている。

<授業計画及び準備学習>
実験開始までに、当日に行う実験の目的、基礎理論、方法をまとめた前レポートを提出する。前レポートは、事前に実験内容を理解し、円滑に実験を行うために必須である。前レポートが未提出、あるいは、不十分である場合は、実験を行わせない。実験終了後、前レポートに実験結果、考察、結論等を加え、本レポートを完成させる。本レポートは、実験の翌週に提出する。担当教員が本レポートを確認し、改善点がある場合には、改善点を指示するので、改善点があるかどうかの確認は必ず行うこと。改善を要求された場合には、その次の週までに修正して再提出する。

第1週 ガイダンス: 電気システム実験IIの概説と、レポートの書き方について再確認する。
第2週 過渡現象(以下の実験テーマは班編成によって順次入れ替わる。)
第3週 フィルタ回路
第4週 整流器と定電圧ダイオード
第5週 歪波交流
第6週 レポート議論日:実験結果の内容やレポートの表やグラフの書き方について議論する。
第7週 三相回路
第8週 分布定数回路
第9週 トランジスタ
第10週 サイリスタ
第11週 ディジタル回路
第12週 コンピュータ計測
第13週 再実験日:実験結果の程度による必要性、または自発的申し出により再実験を行う。
第14、15週 予備日

<成績評価方法>
全ての実験を行い、レポートを全て提出し、受理されていることが単位取得の前提となる。(ただし、これをもって自動的に単位を与えるものではない。)各レポートを5段階評価し、全ての合計を100点満点で換算し、60点以上を合格とする。改善を求められたのに、修正せずに再提出したレポートは大幅減点となるので注意すること。

<教科書>
ガイダンス時に実験指導書を配布する。

<参考書>
実験テーマの多くは、講義で既に学んだ項目、あるいは、同時期に学ぶ項目である。それらについては、その講義で使用する教科書等が、実験の参考書になる。

<オフィスアワー>
毎週火曜日の実験の前後。事前連絡のうえであれば、これ以外の曜日・時間帯にも対応する。

<学生へのメッセージ>
実験は技術者・開発者にとって最も重要なものの一つである。毎週、きちんと予習し、実験の最中も集中して行うことにより最大の効果が得られる。


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